ファイターズ
2024/08/14 19:55

二刀流・矢沢が2軍戦でサイクル安打未遂「シングルは難しかった」

三塁打を放ち岩舘コーチ(右)とグータッチする矢沢=撮影・岩田浩之

■イースタン・リーグ13回戦 オイシックス2-13日本ハム(鎌ケ谷スタジアム)

 二刀流の矢沢宏太(24)が、打で覚醒した。「3番・DH」で先発出場。初回にいきなりランニング本塁打を放ち勢いに乗り、5打数3安打5打点とダイヤモンドを駆け回った。サイクル安打にあと単打1本に迫る活躍ぶり。打の矢沢を猛アピールした。

今季1号はランニング本塁打

 初回2死からだった。4球目。144キロの外角低めの直球を中堅に運んだ。打球は中堅手の頭を越え、矢沢は50メートル5秒台の俊足で飛ばし本塁を駆け抜けた。今季第1号。続く二回には右翼線への二塁打。3打席目は右中間への三塁打を放ち、サイクル安打にあっさりリーチをかけた。

 サイクルに残るは単打1本。ところが第4打席は三振、最後は二ゴロに終わった。稲葉篤紀2軍監督(52)は「サイクルはあと1本が難しいんだよ」。矢沢も悔いはない。「シングルは難しかった。でもサイクルより長打が欲しかった」と話した。

三回の第3打席で三塁打を放つ矢沢

 

6月に初勝利挙げるも2軍降格

 左投げ左打ち。5月の頭に今季初めて投手として1軍昇格。6月7日のヤクルトとの交流戦で初勝利をマークするが、リリーフとして17試合に登板、防御率4.05と振るわなかった。6月24日に1軍を抹消。1軍では投手に専念していたが、降格後2か月ぶりに打撃練習を再開した。

昨年11月の手術乗り越え打撃に手応え

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