【気になるあの2人】第6回は田中正義&北山亘基の5歳差コンビ 2人の会話内容、意外な一面とは?
意外な?2人 実は相性抜群!
日本ハム選手同士の仲の良さを独自調査する『気になるあの2人』第6回は、深い話をする間柄だという5学年違いの〝読書家コンビ〟が登場です。田中正義投手(30)と北山亘基投手(25)に5つの質問をぶつけ、関係性を深掘りしました。2人が話すようになったきっかけ、相手の意外な一面とは!? 途中から対談形式になっていますので、息ピッタリの掛け合いもお楽しみください。
親しき仲にも礼儀あり 呼び方はオーソドックス
【1】お互いの呼び方は
田中正「北山」
北山「正義さん」
移籍前から感じていたシンパシー
【2】仲良くなったきっかけは
田中正「僕がホークスにいた時から、ネットニュースで北山のコメントを見て『コイツはただ者ではないな』と思っていて、最初に(キャンプ地の)名護で話しかけました。(1年目の22年は)開幕投手でエグイ球を放るなって、そこからずっと見ていましたね」
北山「僕が正義さんを知ったのは、(創価大時代に)NPB選抜対大学(日本代表)の試合を見ていて、半端じゃないなって。これがドラ1か~と見ていました。プロに入って、ファイターズに来ることが決まって、すげえって。話しかけられてうれしかったです。初めてしゃべった時に、本を読むのもそうですし、考え方とか、雰囲気が近いなって思いました。勝手ながら。本を紹介し合ったり。僕がたまたまクローザーをやっていたので、その時の話とか。僕は1年のうち半分しかやっていないですけど、言える範囲で話したりしました」
田中正→北山 「すごい能力だと思います」
【3】相手のここが好き!
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田中正「野球に対して、注いでいる時間が長いっすね」
北山「あざっす」
田中正「忍耐強いというか、けがしていようが、調子悪かろうが、きっと練習の時間は変わらないだろうし。今できることをひたすらにやる。忍耐力というか、能力が素晴らしいと思います。僕にそういうのはないので。それって調子いい時はできるけれど、調子悪い時ってできなくなるんですよ。調子悪かろうが、けがしてようが、多くの時間を野球に注げるのはすごい能力だと思います」
北山→田中正 「忖度抜きで言ってくれる」
北山「これ、誤解を生むかもしれないですけど、表面的なところしか見ない人っているんですよ。実際。偉そうなこと言えないですけど。こういう時って、こうじゃないですかと聞いたら、周りの人がごまかすようなところを正義さんは忖度(そんたく)抜きで言ってくれるので、僕も割り切れますし、ハッキリする。みんながあやふやにしそうなところを、ここはこうでしょと相談したらハッキリ言ってくれる。なかなかみんな言ってくれないんですよ。自分のことを守りたくなる時がある。結局みんな自分がかわいい。でも、それじゃダメなんですよ、というようなことを話します」
上沢から引き継いだ名店へ 時にはどっぷりと語り合う
【4】一番の思い出は
北山「僕はアレっすね。大阪で焼き肉に連れて行ってもらった」
田中正「アレ、おいしかったよね。去年のシーズン中か。上沢(直之)さんに1回、連れて行ってもらった店を僕が気に入っちゃって」
北山「おいしかったっす。めっちゃ。上沢さんが食べログでここ良い感じじゃない? と行ったところがおいしかったらしくて、僕も連れて行ってもらって。札幌でジンギスカン食べたりとか。(食事中は)熱い話はしないですね」
田中正「熱い話はしょっちゅうするもんじゃないですよ」
北山「なんでもない時に深い話をするので、それが助かりますね。(ウオーミング)アップ前とか。シンプルに本読んだ感想を共有するのもいいですよね。成長のきっかけになる事柄があった時に、これ見ましたとか、こういうの知っていますかとか」
ウイスキー好きの後輩 人を笑わせたい先輩
【5】オレだけが知る相手の素顔を教えて
田中正「意外と北山は…(しばし熟考)分かった! 趣味、レコードです。レコードを聞いて、ウイスキー飲んでいます」
北山「結局、おいしいウイスキーは『響』です。なんでもおいしい。ストレートでもロックでもハイボールでも、なんでもおいしいです。正義さんの意外な一面は、意外と人を笑わせるのが好き」
田中正「意外と人を笑わせようと、たくらんでいるんで」
北山「意外ですよね」