《YOUNG GUNS》「日本を背負って立ちたい」札幌MF田中克幸の現在、過去、そして未来
プレゼント付き新企画スタート
道新スポーツデジタルでは、北海道コンサドーレ札幌の新たなインタビュー企画として、若手選手にフォーカスした「YOUNG GUNS(ヤングガンズ)」をスタートする。この企画では毎回、有料会員を対象に登場選手のサイン入りグッズを抽選でプレゼント。応募要項は記事の後。お見逃しなく。
第1回は期待の大卒ルーキー
記念すべき第1回に登場するのは、8月10日のホーム福岡戦で、試合終了間際にチームを救う劇的な同点ゴールを決めた大卒ルーキーMF田中克幸(22)だ。非凡な攻撃的センスを持つレフティーに、ここまでのシーズンの振り返りと今後の戦いへの展望、そしてプライベートに関することまで、たっぷり語ってもらった。
―1月の沖縄キャンプからスタートしたプロ生活はどうだったか
「思い描いていたような1年目とはちょっと違った形になってますけど、難しさやプロの厳しさというものを味わいながら、僕自身はプロサッカー選手として、J1の舞台で全然やれるんじゃないか、という思いはありますし、プロの舞台で通用する部分も多くある。より自信になった部分もありますし、課題が見つかったというか、よりやらなければいけないことが明確化したな、というところはあります」
―具体的に通用していると感じる部分は
「攻撃のところでの組み立てや、アイデアだったり、キックの精度とか。このチームでも、他の選手にはできないような発想や、パスというところが僕の武器でもあるので、そういったところはJ1の中でも出せていますし、通用しているなとは思います」
―まだまだだと感じている部分は
「より課題が明確化したところは、守備の強度のところ、ボールを奪い切るところや、寄せるスピードだったり。守備のところは、まだまだ突き詰めていかないといけないと感じています」
―残り試合で自分の力をチームの中でどう発揮していきたいか
「より僕にしかできないこと、というのをピッチの中で出して、唯一無二の存在になれれば、と思います。チームの勝利が第一優先ですし、J1残留というチームの最大の目標があるので、そこにどれだけ僕の力を注いで、どれだけ貢献できるかというところだと思うので、数字と結果にこだわりながら、僕の特長というのを、チームにプラスに還元していければ、と思います」
―サッカーを始めたきっかけは
「気がついたらボールを蹴っていたらしいです。親に聞いたら、ボールを蹴るのが好きだったって」
―具体的に何歳から始めたかは分からない
「はい。ちっちゃい頃からボールを蹴っていて、4、5歳ぐらいから地元のクラブチームに入って、という感じです」
―子供の頃に憧れていた選手は
「子供の頃はメッシに憧れてました。ちっちゃい頃は足も速くて、技術もあって、小学生の頃は6年生相手の試合でも結構やれていたので、ドリブルで1人で行くというのをメッシのプレーを見てやってました」
―メッシのどういうところを参考にしたか
「ドリブルとか、(スペースの)探し方というのは、よくプレーを見て真似していました」
―特に印象に残っている試合やプレーは
「いや、もう活躍しすぎていて(笑)。印象に残っているというか、毎試合が全部参考になっていて。場面場面が参考になっていたので、そういった部分では、ただただプレーを真似していましたね」
―明治大学ではプロ入り直前のインカレで優勝して日本一に
「日本一になったのは、サッカーではあれが初だったと思うんですけど、インカレには特別な思いもありました。大学生活最後の大会で、僕らの代はすごく期待されていた代だったんですけど、なかなか1年間タイトルを取れなくて。大学ラストイヤーが思うような年にならなかった中で、同期が本当に一つになれた大会で、最後の最後で日本一になれて。大学以外の友達、サッカー以外の友達も見に来てくれたり、いろいろな方々のサポートや応援もありながら、最後の舞台で優勝できたのはものすごくうれしかったですし、その舞台で僕が(決勝戦のゴールで)活躍できたというのは相当、気持ち良かったですね」
プレゼント告知は記事の後
―現在、2つのカップ戦で頂上に立つ可能性を残している