ファイターズ
エスコンの内野天然芝を人工芝へ変更 来春オープン戦から使用 多様なイベント開催も
メジャーの複数球場で採用 耐久性の高い人工芝
日本ハムは15日、エスコンフィールド北海道の内野天然芝エリアに、米大リーグの複数球場で採用されている人工芝「B1K (Batting a Thousand Natural Turf)」を導入することを発表した。工費は約5000万円で、シーズンオフの約3カ月を要して入れ替える予定。来年のオープン戦から使用できる見込みだ。
「B1K」は天然芝よりも耐久性が高く、試合前の練習における制約減少や、少年野球などアマチュア野球の利用機会の増加、多様なイベント開催などが可能になる。前沢賢事業統括本部長は「今は天然芝の上に何かを置くと、天然芝が死ぬ前提でやらないといけないが、人工芝だとそういった問題がない」と説明した。
イレギュラー減少などメリット多数
選手にとっても利点は大きい。オフシーズンは芝の損傷を心配し、練習メニューの制約もあったが、人工芝にすることで懸念は排除される。前沢本部長は「跳ね返りがほとんど一定になる人工芝なので、イレギュラーもあまりない」と内野守備におけるメリットも口にした。
外野の天然芝エリアは今後も継続して使用される予定で、前沢本部長は「(人工芝化を)僕はやりたくない。外野の天然芝の匂いは、この球場の一つの特長。内野が限界かなと思います」と語った。