【一問一答】北山亘基 16日のオリックス戦に先発「チームに貢献することだけを考えて投げたい」
日本ハムの北山亘基投手(25)が16日に京セラドームで行われるオリックス戦に先発する。6月上旬に左足を疲労骨折し離脱を余儀なくされたが、7月18日の2軍戦で実戦復帰。計4度の登板を経て、1軍マウンドへの準備を整えた。今季を占う真夏の9連戦の真っただ中に、頼れる男が帰ってくる。試合前日の一問一答は以下の通り。
―久しぶりの1軍登板
「けがをしてチームを離脱してしまった後に、またこうやって呼んでいただいた。素直にうれしい。今はチームも上位争いをしている大事な時期。9連戦で野手もしんどい時期だと思うので、ピッチングでチームを助けられるようにやっていきたい」
―体が大きくなったように見える
「やれることはやろうということで毎日を大事にしてきた。向こう(2軍)に行ったからといって、やることはそんなに変わらない。今までの延長で、良くなった部分もあった」
―体重や筋量の増減は
「体重をちょっと増やそうと思って、1キロぐらい増えていい感じです。今は85.6キロです」
―手応えは
「小手先じゃなくて、しっかり体幹で体重移動をして、体全体で重みを伝えることで、投げる感覚がより出やすくなりました」
―離脱期間はどんな心境でチームを見ていたか
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「うれしい反面、そこに自分がいられない悔しさもありました。でも気にしても仕方ない。その日できることをしっかりやろうということで集中しました。あとは水野達稀も一緒にいたので『お互いもう一回、1軍に戻って活躍したいな』っていう話をしていた。こうやって戻ってこられたので、良かったと思います」
―オリックスの印象
「2カ月遠ざかっていたので、映像で見ても実際に投げてみないと分からない部分があると思う。今年1回、戦っているので、あまり考えすぎずに、今まで通りの感じでいけばいい」
―オリックスとの相性は悪くない
「比較的、悪くはないと思うので、自分のボールを投げればいいんじゃないかな?と思います」
―真っすぐの出力は
「(離脱前と)今は全く遜色ない。むしろ安定して球速も出てますし、ボールの質もいいので、いい感じです」
―1イニングを全力で
「終わりのことばかり考えず、1人ずつ打ち取って結果的に試合をつくれたらいい。集中力を保って臨みたいなと思います」
―疲労骨折は初めて
「そうですね。骨折自体、初めてです。投げてから多少の違和感はあったけど、翌日のリカバリーでサンダル履いて歩いている時に『パキ』っていってトドメが入った。それまでは全然、投げられる感じだった。『パキ』ってなってからは歩くのも痛くて、そこから厳しいなっていう気持ちになりました」
―けがが判明した時の気持ちは
「ショックでしたね。骨が折れたことはなかったので。そもそも骨折って、こういう痛みなんだ…と知れたのは良かったですけど、正直、悔しかったです。隠しても仕方ないですし、すぐコーチの方にも言いました。そこからはリハビリ含めて、やれることをやろうと切り替えました」
―最後に巻き返せば、いい終わり方になる
「個人的にはそうかもしれないけど、チームとしてはここからがより大事になってくる。チームに貢献できれば、自分も最後はいい気持ちで終われると思う。本当に貢献することだけを考えて投げたいです」