レイエスが2戦連発! ホームの声援に感謝「自分のグッズを作ってくれて、とてもうれしい」
■パ・リーグ21回戦 ロッテ1ー6日本ハム(8月15日、エスコンフィールド北海道)
頼れる助っ人が追撃の12号3ラン!
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が15日、エスコンフィールド北海道で行われたロッテ戦に「6番・DH」で出場。3点を先制した三回、なお2死一、二塁の好機で12号3ランを放ち、試合の大勢を決めた。
いよいよ本領発揮 直近5試合で4本塁打
今季を占う9連戦で、長距離砲が本領を発揮している。2試合連発となるアーチを右翼後方のブルペンに叩き込み「第1打席で三振してしまったので、第2打席は落ち着いて、いい球が来たら打とうと思っていた。良いバッティングができました」と満面の笑み。直近5試合で計4本塁打と勢いが止まらない。
準備にも怠りなし 新庄監督の声かけに「オ~、サカモト!」
メジャー通算108本塁打のパワーに加え、研究熱心な姿勢も大きな魅力だ。この試合では相手先発・佐々木の緊急降板が決まった際に、新庄監督が『レフティー』と声をかけると「オ~、サカモト!」と即答。対戦機会の多いパ・リーグの投手はもちろん、セ・リーグの投手まで特徴を把握しているという。
望むのはNPBでの成功 「日本でやれるだけやりたい」
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勤勉さの裏には、異国での成功を目指す強い覚悟と熱意がある。
「ここで、皆さんに伝えておきたい。私にはメジャーリーグへ戻るという目的は全くない。日本でやれるだけやりたいという気持ちが、野球を勉強するという行動につながっているんだ」。過去の栄光にすがることなく、海を渡ったこの土地でキャリアを全うするつもりだ。
ファンの声援を力に 「(自分は)キングコング!」
快音の数と比例するように、ファンの声援も大きくなってきた。レイエスのパワーの源であるバナナを模したオリジナルグッズを持参する観客も増え、その姿を確認するのが日々の楽しみだ。
「打席が終わった後にベンチ裏へ行くと、テレビ中継が映っていて、いろんな方が自分のグッズを作って持ってきてくれている。とてもうれしいよ。自分のSNSにも、いろんなバナナのスタンプを送ってくるファンがいっぱいいて、本当に楽しい。(自分は)キングコング!」
12本塁打のうち11本がエスコン
温かな応援は確実に力になっている。今季の全12本塁打のうち、実に11本がエスコンフィールド北海道で放ったものだ。
「ホームだから気持ちが入る部分はある。構造上、ホームランが出やすいのは認めざるを得ないけど、一番の要因はファンの声援だね」。陽気なドミニカンはこれからも、相思相愛の関係を深めていく。