【一問一答】北山亘基 2カ月半ぶりの復帰登板で好投 チームメートやトレーナーに感謝
■パ・リーグ18回戦 日本ハム1ー5オリックス(8月16日、京セラドーム大阪)
日本ハムの北山亘基投手(25)が16日、京セラドームで行われたオリックス戦に先発し、5回⅔を投げて2安打1失点(自責点0)に抑えた。左足の疲労骨折で戦線離脱し、6月4日の広島戦(マツダ)以来となる1軍復帰登板。勝ち負けは付かなかったが、あらためて能力の高さを証明した。試合後の一問一答は以下の通り。
―6月以来の1軍登板。投球を振り返って
「まずはけがなく、万全な状態でマウンドに上がれたところがすごくうれしかったです。久しぶりの1軍ということでワクワクした気持ちと、うれしい気持ちでマウンドに上がれました」
―内容的には
「粘り強くいけた。結果(自責点は)ゼロで6イニング目も立てたので。球数的にちょっと(増えて)降板する形になったんですけど、ある程度、試合はつくれたので。キャッチャーの田宮もしっかりとリードしてくれましたし、野手も声かけとか、サポートしてくれたので、それのおかげかなと思います」
―1軍の打者を相手に104球を投げた。疲労感は
「ワクワクした気持ちで、すごく楽しめた部分があって、しんどさもなかったです。前向きな気持ちで、ピンチになっても投げられたので、変な疲労感は全くなかったです」
―カウントを取る変化球をリハビリ中に取り組んできた
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「初回は緊張して浮足立って、変化球が決まりにくかった部分はあったんですけど、イニングを重ねていく中で、カウント球でフォークだったり、いろんな球種を投げていけました」
―シュートとか
「そうですね。これ、というわけではなくて、いろんな球種で勝負していけました」
―ストライクゾーンに集める意識は強かったか
「はい。バッターが振ってきてくれた結果、打ち損じて凡打になればいいですし、見逃してストライクが取れてもいいですし。しっかりゾーンで真っすぐも変化球も勝負する、というところは良かったんじゃないかなと思います」
―負傷前から体重を1キロ増やしたと。その効果はあったか
「そこまで大きくは変わらないですけど、今後を見据えて。大きくなっても扱える体にしていきたい。その経過としていい状態なのかなと思います」
―疲労骨折した左足は気にならなかったか
「全くなくて。トレーナーさんにいろいろやってもらったので、本当に感謝です」
―1軍の雰囲気を味わい、何か感じるものはあったか
「久しぶりにマウンドに立って、観客も多かったですし、すごいありがたいなというか、恵まれた環境だな、というのは再確認できました。感謝の気持ちを忘れず、次もマウンド上がれたらいいなと思います」
―残りの試合も少なくなってきた。シーズン最後まで投げきれそうな手応えはつかめたか
「そうですね。けがの間もそういう気持ちでやっていました。きょうの試合を勝ちきれなかったというのは正直、悔しいですし、次はもっと長いイニングを投げて、チームを勝たせられたらいいなと思います」