新加入FWバカヨコが札幌デビュー戦でいきなり初ゴール!「次も点を取ってさらに調子を上げたい」
■J1第27節 札幌5-3鳥栖(8月16日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
初出場から13分後にPKで初弾
今夏に北海道コンサドーレ札幌へ加入したシエラレオネ代表FWアマドゥ・バカヨコ(28)が、鳥栖戦の後半31分から途中出場して待望の札幌デビューを飾ると、同44分にはPKでいきなり加入後初ゴールをマーク。初お披露目の舞台で、その存在感を力強くアピールした。
武蔵に「蹴ってもいいか?」
札幌の1点リードで迎えた試合終盤、右サイドを突破したMF近藤友喜(23)がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得すると、バカヨコはボールを手に取ってペナルティースポットへと歩みを進めた。「デビュー戦でどうしても点を取りたかったので、武蔵に『蹴ってもいいか?』って聞いたら、武蔵も『どうぞ』って言ってくれて」。
譲ってくれて感謝
自ら志願してキッカーを務めたPKを、「蹴る前にそっちに蹴ると決めていて」というゴール左下へ。ボールはGK朴一圭(34)の右手を弾いてゴールの中に吸い込まれた。鳥栖を突き放すチーム5得点目をきっちりと決め、勝利をさらに確実なものにした。「PKを蹴った経験はたくさんあるし、前のチームでもPKを蹴っていたので自信があった。福岡戦でPKを決めた武蔵が譲ってくれたので、とても感謝している」。
得点後は元同僚のポーズを模倣 「仲が良いので…」
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ゴール後には、両方の手のひらを口元の前で組んで隠すというゴールパフォーマンスを披露。これはコヴェントリー時代にチームメートだった、現ポルトガル1部・スポルティングCPでプレーする、元スウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュ(26)が行っているパフォーマンスで、「仲が良いので、その真似をしました」と、そのポーズを取った舞台裏を明かした。
ドームの音の反響に驚き
初見参となったプレドのピッチ。「ドームのスタジアムでのプレーは初めてだけど、サポーターが歌うと、屋根があるから(反響して)すごく音が大きくてびっくりしたけど、そういうのは好きなので、たくさん試合に出て、またここでプレーしたい」と、新たなホームスタジアムを早くも気に入ったそう。
サポーターから自身の個人チャント(応援歌)もお披露目され、「とてもうれしかった。勝たなければいけない試合でモチベーションが高かったけど、さらにモチベーションが上がったので、本当に感謝している」と笑顔を見せた。
190センチ大型FWへ期待
デビュー戦で早くも決めた一つ目のゴール。今後の札幌の反撃に向けて、190センチの大型FWへの期待は高まる一方だ。「デビュー戦で1点を決めたら、それが自信になって、また次の試合で点を取れる可能性が大きくなると思っているので、次も点を取ってさらに調子を上げていきたい」。逆転でのJ1残留を狙う札幌の救世主となるべく、背番号20がここからさらにゴール数を積み重ねていく。