７０％増の１７００万円で契約更改

　立野ワールド全開で、ビッグボスの心をつかむ！　今季１０試合に先発し、プロ初勝利を含む４勝を挙げた２年目右腕は、７０％アップの１７００万円でサインした。防御率は２．４５と安定した数字を残した。来季に向けての手応えをつかみ、「規定投球回数、長いイニングを投げるのが１年間の目標」と語った。
　この日は昨年の入寮時にも着ていた裏地に数多くの白い星があしらわれたスーツを着用。勝負服の白星を見せながら「やっぱりこれくらいは勝ちたい」と意欲を口にした。今オフは投球のレベルアップはもちろん、「自分の個性を出していけたら。野球と立野ワールドを磨いていきます」。個性を研ぎ澄まし、ビッグボスが推すタレント候補に加わってみせる。

■鈴木健１７０万円アップ　課題の左嫌い克服する

　２年目の今季は２１試合に登板し、防御率４．１９の成績を残した。１７０万円増の１０５０万円で契約更改。課題は対左打者だ。右打者の被打率は．１７５に対し、左は．３３３。「（左打者には）内角へのカットボールとかを増やしていきたい。参考にしているのは中日の又吉さん」と課題克服を誓う。来季は「１軍に定着して、登板数で５０試合を目指して頑張っていきたい」と力を込めた。（札幌）

■佐藤３４０万円アップ　得点圏打率３割狙う

　８月にトレードで加入し、持ち味の強打で存在感を示した。３４０万円アップの９８０万円でサイン。来季の目標は「打点を稼ぎたい。得点圏（打率）３割以上。ここ一番で打てる打者になりたい」と意気込んだ。現役時代のビッグボスのような華のある選手になるためにも「野球が一人前になれば、自然とパフォーマンスだったり野球以外も付いてくる」と、まずはプレーで目立つことが最優先だ。（札幌）