《SHINJOの信条》誰かがパパパンと打ってくれたら、その勢いで乗っていけるチーム
■パ・リーグ19回戦 日本ハム0ー3オリックス(8月17日、京セラドーム大阪)
―(試合後、自ら口を開き)
「宮城くん、8敗しているんだ…なんか攻略法があるんかな(笑)。すごい良く感じたんだけど。ちょっと探したいと思います」
―真っすぐも変化球もキレていた
「僕が宮城くんの打席に立ったとしても、絞りづらいだろうなと思う。下手したら、変化球の方が腕の振りが速いんじゃないかな、というぐらい。よう打つな、ほかのチームは。ちょっと痛めたんだっけ?」
―そのようです。きょうで4勝目
「でも、野手はこの2試合、打てていないですけど、今シーズンは打てない期間がそれほど長くならないので。誰かがパパパンと打ってくれたら、その勢いで乗っていけるチームなので」
―連敗は7月7日以来
「確かに最近は連敗しているイメージがない。球場の相性、悪いんかな(今季は京セラドームで3勝6敗)。色合いとか、あるじゃないですか。選手によって合う合わない、というのが」
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―バーヘイゲンは6回3失点だったが
「いやいや、悪くなかったですよ。少しだけ前回、股関節に違和感があって。きょうは見ていて、そんなに違和感がなさそうな感じで投げていたので。全然、悪くなかったです」
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―2番手の松浦は1回無失点。どのように映っているか
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「真っすぐの勢いはありますけど、ちょっと高めに浮くボールが多いかな。あれが低めにどんどんどんどん入っていったら、使い道がまた広がってくるので。思いきりの良さはあるピッチャーなので」
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―ザバラが抹消になった
「きのうね、ベースで(左足かかとを負傷)。これはもう考えたって仕方がないことなので、誰か代わりを呼びます」
―梅林が昇格。打つ方に期待しているか
「少しだけ伏見くんの脇腹、違和感があるということで。キャッチャーを呼んでおかないと。またあした、様子を見て決めたいと思います」
―試合前には甲子園で母校・西日本短大付の試合を観戦した
「親子ゲーム(笑)。いや、でもなんか、感動した。1つのアウトに対してみんなが声をかけて。ヘッドスライディングで(アウトになって)帰ってきても、拍手を送って。西村監督はバント失敗しても『大丈夫。大丈夫』と次のバッターに指示して。負けはしましたけど、いろいろ学べる部分がありました。選手たちの姿を見て、こういういいところは今のファイターズにもマッチしているというか。すごく感動を与えるチームになるんじゃないかなと、見ていて思いました。そして、相手ピッチャー。ランナー出てからの間の取り方がものすごくうまくて。あとは、左バッターに対する変化球もすごく良かった。ズルズルズルズルと打てないまま、回が進んでいくんだろうな、というふうに思って。負ける時は、そういうものなんですかね。でも、甲子園で2勝もしてくれて、楽しい思いをさせてくれた。3年生は最後ですけど、プロを目指す子たちは大学とか社会人に行くと思うので」
―ライトの好返球もあった
「良かったね。いい肩をしていたし、チャージも良かった。肩が強いなと思って見ていて。(新庄監督自身が)甲子園でもプレーしていたので、俺のボールは、どれぐらいの勢いに見えたんかなと(笑)。上(スタンド)から見たことがないから。1つの送球で『うわーっ』と感動させられるんだ、とあらためて思いました」
―甲子園のスタンドで試合を見るのは
「初めて。もちろん!」
―今思えば、高校生の時に甲子園でプレーしたかったか
「俺? 全くない。もうプロ、決まっていたので。終わったら『あした寮出る?』とか、『海行こうか!』と言ったら『ふざけんな!』と。みんな泣いていたから。もう終わったら、仕方ない。次のことを考えるタイプなので、悔しさはなかった」
―七回まで観戦することができた
「そうそう。西村監督の西短のユニホームを1枚借りていたんですけど『それ着ちゃダメ』って言われて(笑)。僕が行くということは、高野連が発表していたので」
―目立っていた
「甲子園に入った瞬間、新庄さんじゃなくて『ビッグボス!』とみんな言っていたから、こう(手を振って応えるように)やったら、別室に変更されました(笑)」
―オーラが出ていた
「ねえ、24メートルぐらいのオーラが出て、甲子園中、光っていたからすぐバレました。もうええって(笑)」