ファイターズ
2024/08/18 19:35

宮西尚生 歴代5位に並ぶ856試合登板 昇格祝いのはずが…うれしかった後輩の粋な計らいとは-

七回2死、好捕の浅間を笑顔で迎える宮西=撮影・松本奈央

■パ・リーグ20回戦 日本ハム2ー5オリックス(8月18日、京セラドーム大阪)

またも刻んだ大記録 「感慨深い」

 日本ハムの宮西尚生投手(39)が18日、京セラドームで行われたオリックス戦の七回に救援し、3者凡退に抑えた。この試合で、プロ通算の登板数が「856」となり、小山正明氏(90)と並ぶ日本歴代5位となった。

 17年にわたって投げ続け、記録を積み上げてきた左腕は「偉大な先輩方が残してくれた記録というのを目標にやってきたので、そういう意味では並んだというのは、感慨深い」と静かに喜びをかみしめた。

わずか8球で1回をパーフェクト投球

 3点を追う展開でマウンドに上がった。1週間ほど登板間隔が空いていたが、集中していた。わずか8球で3人斬り。2死から、左翼手の浅間が飛球をスライディングキャッチすると、グラブをポンポンと叩き、笑顔で好守をたたえた。

進化を続けるベテラン左腕 驚異の防御率0.64 

 15試合連続無失点。今季は17試合に登板し、1点しか失っていない。防御率は驚異の0.64。20代の頃と比較し、全く引けを取らない。安定感抜群の投球内容について問われ「いやいや、必死よ。必死ですけど、チェンジアップもそうやし、新しい球種によって配球パターン、バリエーションが増えている。次、こういう組み合わせはどうやろと、ワクワクしながら投げているし、それがいい結果につながっているのかな」と自己分析した。

生きる教材 400H達成の夜には21歳左腕と会食

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