コンサドーレ
2024/08/19 17:40

札幌MF荒野拓馬主将が約2カ月ぶり完全合流 ボランチ争い活性化でチーム力向上へ

全体練習に完全合流したMF荒野(中央)=撮影・工藤友揮

■8月19日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 前日18日をオフに充てた北海道コンサドーレ札幌は、21日の天皇杯4回戦・千葉戦(フクアリ)に向けて練習を再開。パス練習や7対7プラスフリーマンでのポゼッション練習などで調整した。恥骨痛の影響で約2カ月間戦線を離脱していたMF荒野拓馬主将(31)が、この日から全体練習に完全合流。J1残留に向けた重要な戦いが続く秋の戦いに向けて、道産子キャプテンがチームを活性化させる。

6月15日京都戦以来の公式戦復帰へ第一歩

 16日のホーム鳥栖戦に5-3で勝利し、逆転でのJ1残留に向けて意気が上がる札幌に、頼れるキャプテンが戻ってきた。この日のトレーニングでは、2カ月ぶりにフルメニューを消化。「今日から全体合流ということで、コンディションを見ながら試合に関われたら」と、第18節アウェー京都戦(6月15日、0●2)以来となる公式戦復帰に向けて、第一歩を踏み出した。

元々の恥骨痛が悪化し戦線離脱

 6月20日の出来事だった。その週末のホーム横浜M戦(6月23日、0●1)に向けてのチームトレーニングの最中、荒野が苦悶の表情を浮かべて全体練習の輪から外れ、クラブハウスに引き揚げた。「元々持っていたもの(恥骨痛)が、ちょっと限界に来たなという感じで」。クラブハウス内や全体練習終了後のピッチで別メニュー調整を行う日々が長く続き、今月13日に全体練習に部分合流。そこから徐々に強度を上げながら、ようやく完全合流にこぎつけた。「もうちょっと痛みが取れればとは思うけど、ある程度プレーできるような痛みまで落ち着いてきた。チーム状況含めてここからが大事だと思うので、まずは復帰できてうれしい」と、チームの輪の中へと戻ってくることができた喜びを口にした。

不在期間に大﨑と馬場が定着

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