「天皇杯で結果残してスタメン取る」GK児玉潤が札幌2戦目で守護神奪取に名乗り(予想スタメン付き)
■8月20日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は21日の天皇杯4回戦・千葉戦(フクアリ、午後7時キックオフ)に向けて、チームミーティングを行った後、戦術練習やセットプレー練習で最終調整した。練習後、遠征メンバーは敵地に向かった。今年3月、札幌に完全移籍したGK児玉潤(26)は、千葉戦での先発出場が濃厚。千葉攻撃陣をシャットアウトして札幌の18年ぶりベスト8進出に貢献し、正GK争いに名乗りを上げる。この日から桐蔭横浜大3年MF永井大士(20)が練習参加した。
「試合に飢えているので、結果につなげたい」
6月12日に行われた天皇杯2回戦栃木シティ戦(3〇1)で、新天地デビューを飾ってから2カ月。児玉がいよいよ札幌での2戦目を迎える。スタメン入りが有力な試合を翌日に控え「楽しみというのが一番大きい。試合に出る機会がなかなか無い中で、天皇杯というすばらしい舞台があるので。試合に飢えているので、しっかり自分のパフォーマンスを出して、結果につなげたい気持ちになっている」と、久しぶりの公式戦を今や遅しと待ちわびている。
プレースタイルはまさに攻撃的
J1リーグ戦中断期間からおおむね週1回ペースで行われている練習試合では、4試合計192分間プレーして2失点(うち1失点はPK)という安定した数字を残しているが、そのプレースタイルはまさに〝攻撃的〟のひと言。ゴールマウスの前に陣取るのは相手が自陣の深いエリアまで攻め込んできたときぐらいで、大半の時間をペナルティーエリア外でプレーし、ビルドアップにも積極的に参加。プレッシャーが厳しい中でもボールを受けることをためらわず、巧みな足元の技術で相手をいなして、高い位置からパスを繰り出して攻撃へとつなげるシーンを何度も見せた。「去年からY.S.C.C.でやってきた自分のプレースタイルなので、チームのバランスと相手の出方、プレッシングを見ながら、必要に応じてポジションを取れたら」。札幌での公式戦2試合目となる千葉戦でも、児玉の攻撃的なポジション取りに注目だ。