鳥栖戦で2得点に絡んだMF近藤はもはやチームに欠かせない選手の1人となった《河合CRC竜の眼》
カーリング&バドミントンが好成績
今回のコラムの冒頭では、他種目で奮闘しているコンサドーレのうれしいニュースをお伝えさせていただきたい。カーリングチームは8月8日~11日に行われた「稚内みどりChallenge Cup2024」で優勝。そしてバドミントンチームは8月15日~18日に行われた「第77回北海道バドミントン選手権大会」の一般男子ダブルスで、大越泉・山澤直貴ペアが優勝、本田大樹・辻凌也ペアが3位に入るなど好成績を収めた。
この勢いをぜひトップチームにも
バドミントンチームは11月に開幕するS/Jリーグに向けて弾みをつけられたと思うし、カーリングチームもシーズン初戦を勝てたというのが非常に大きい。佐藤剣仁(はやと)を新たにチームへ迎えた中で、結果が出るまでもう少し時間が掛かるかと思っていたが、そのポテンシャルの高さをいきなり発揮してくれた格好となった。この両チームの勢いが北海道コンサドーレ札幌のトップチームにもつながってくれることを願いたい。
結果を前向きに捉えたい鳥栖戦
今月16日のホーム鳥栖戦(5〇3)。失点が多く、試合運びの部分も含めてチームとしての問題は多々あったが、勝たなければいけない状況下で、勝ち点3を取ることができたという結果を前向きに捉えたい。
シュートを撃てば何かが起こる
前半の45分間に関しては言う事なしの素晴らしい展開だった。前半10分に生まれたMFスパチョークの先制点は、シュートを撃つことの大事さということを改めて感じさせてくれた。ペナルティーエリア内に敵味方がひしめき合っている中で、何よりも枠内に入れることを大事にしてシュートを放った結果だ。
チェックと駒井で前半に3得点
相手に当たってコースが変わり、ゴールマウスへと吸い込まれたものだったが、シュートを撃たなければそもそも何も起こらない。6月2日アウェー東京V戦(3●5)以来、10試合ぶりの出場となったが、そのあとの2得点にも絡んだように、クオリティーの違いというものを見せてくれた。
先制点からわずか1分後に生まれたMF駒井のダイビングヘッドでのシュート。この場面では前線からのプレスが非常に効いていたし、スパチョークも駒井の動き出しをよく見ていた。駒井が相手DFラインのギャップを突き、GKとDFの間にうまく入っていったのが決め手となった。
駒井は同16分にもスパチョークからのクロスのこぼれ球をダイレクトボレーで決めている。この場面は、FW鈴木が背後を狙ったことで相手DFは簡単にクリアできない状況に陥っていたし、駒井もまたこぼれる位置を予測してセカンドボールにうまく反応してくれた。シュート自体は難しいものだったが、抑えて低いボールを蹴ってくれたことがゴールへとつながった。