【プレーバック・写真入り】天皇杯4回戦 千葉1-0札幌(8月21日、千葉・フクダ電子アリーナ)
直接FKで虎の子1点決められ18年ぶり準々決勝進出ならず
J1北海道コンサドーレ札幌は天皇杯4回戦でJ2ジェフユナイテッド千葉と対戦し、0-1で敗れて18年ぶりの準々決勝進出とはならなかった。
札幌は前節リーグ戦メンバーから先発10人を入れ替えて臨んだ。前線からプレスを掛けてカウンターを狙う千葉に対し、札幌はボールを回しながら前線のコンビネーションでチャンスをつくった。
前半9分にFW菅大輝(25)が相手ペナルティーエリア外からこぼれ球をダイレクトでミドルシュートを放つもうまくミートできず。同33分にはMF原康介(19)が左サイドを突破し、MF小林祐希(32)にグラウンダーのクロスを送ったが、こちらもミートできずにシュートはゴール上へと大きく外してしまった。
逆に守備での活躍は目立った。前半19分、相手の右クロスからのヘディングシュートをGK児玉潤(26)が左手一本でセーブ。同26分にも至近距離でのヘッドを体を張って止めた。さらに同29分にはカウンターからのシュートを弾き、こぼれ球に反応して飛び込むも相手FWドゥドゥに詰められてループシュートを狙われたが、ここはDF中村桐耶(24)が無人のゴールをカバー。1点もやらないという気概を見せていた。
しかし同45分、札幌ゴールまで約25メートルの中央やや左の位置からの直接FKを千葉MF品田にゴール右上隅に決められた。
札幌はハーフタイムにFWジョルディ・サンチェス(29)、後半19分にMFフランシス・カン(26)と新加入選手らを入れて反撃を狙ったが、最後まで千葉のゴールを割ることができなかった。
■後半19分から途中出場し、公式戦デビューとなったMFフランシス・カン(26)
「負けたのですごく悔しい。監督の指示を受けて試合に入ったけど、(自分の頑張りが)足りなかったから負けた。悔しいです。中盤とFWをつなぐことが大事だと思っていたので、うまくできるよう頑張りました。もちろんモチベーションは非常に高いし、勝ちたいという気持ちを熱く持っている。選手がいっぱいいる中で、全員が試合に出られるわけではないので、チームのために頑張って、出場できるチャンスが来たときには、そのチャンスをしっかりとつかんで、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」