≪目指せ北京五輪≫五輪切符取るぞ!カーリングロコソラーレ、ジャンプ伊東
カーリングの北京五輪世界最終予選(オランダ)に出場する女子のロコ・ソラーレが1日、合宿中のスイスでオンライン取材に応じた。スキップの藤沢五月(30)らが意気込みを語った。また、スキージャンプの男子日本代表もポーランドでオンライン取材に応じ、W杯メンバー最年長の伊東大貴(35、雪印メグミルク)が抱負を述べた。
11日からカーリング五輪最終予選
前回の平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレが2大会連続の五輪出場を目指し、最後の関門に挑む。
世界ランキング3位の韓国、同8位のスコットランドなど9カ国が出場し、残り3枠を争う世界最終予選。日本は同7位に位置づけられている。8年ぶり2度目の最終予選出場となるサードの吉田知那美(30)は「とても熾烈(しれつ)な戦いになる。今すべきことに集中する」と意気込んだ。
ロコ・ソラーレは北海道銀行との激闘を制し、日本代表の座を勝ち取った。9月下旬からカナダ遠征を行い、現地で計4大会に出場。直近の大会では優勝しており、藤沢は「たくさんの大会に出場し、カーリング場やアイスの変化に対応する技術が上がった。今まで以上に成長できている」と手応えを口にする。
コンサドーレが出場する男子とともに11日に初戦を迎える。初戦の相手は女子がイタリア、男子がドイツだ。谷田康真(27、コンサドーレ)、松村千秋(29、中部電力)組が出場する混合ダブルスは12カ国が出場し、5日に開幕。2枚の五輪切符をかけて熱戦を繰り広げる。(島山知房)
伊東 5大会連続狙う
ベテランの伊東が北京五輪代表の座を虎視眈々と狙っている。06年のトリノ五輪から続く5大会連続出場に向け、「まずはW杯で基盤をつくらないと五輪は目指せない。目の前の試合でベストを尽くしたい」と意気込んだ。
すでに4戦を終えた今季のW杯。ロシア・ニジニタギルで行われた開幕戦で15位に入ると、直近の第4戦(フィンランド・ルカ)では日本勢最高の14位。若手に引けを取らない実力を示しているが、「目標のトップ10には入れていない。助走路の姿勢が安定していない」と、まだまだ上昇の余地を残している。
男子代表は1月6日時点のW杯個人総合ランキングで決まる。負傷者が相次いだ場合などを除き、W杯参戦中の6人から代表5人が選出される予定だ。伊東は「(五輪の舞台に)立つためにW杯で常にトップ10に入り、表彰台争いができるように準備していきたい」と話した。