ファイターズ
伏見寅威 5試合ぶりに復帰スタメン 〝さちとら〟バッテリーの安定感を存分に披露
■パ・リーグ23回戦 日本ハム7-1ロッテ(8月21日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハム・伏見寅威捕手(34)が21日、「8番・捕手」で5試合ぶりにスタメン出場。持ち前の献身的なリードと「自慢」のバッティングで、〝さちとら〟コンビの相棒で先発した山崎福也投手(32)の今季9勝目をアシストした。チームの連勝に貢献し「2、3位攻防戦で、絶対勝っておきたい相手なので連勝はデカイ」と安堵(あんど)の表情だった。
〝リリー捕〟経てフル出場
前カードのオリックス3連戦では、脇腹の違和感もあり、スタメンを外れていた。前日20日のロッテ戦では九回から〝抑え捕手〟として起用され、この日は女房役としてフル出場。「だいぶ(状態が)良かったので試合に出させてもらいました。試合に出る以上は(痛いとか)そんな言ってられない。出るか出ないか、どっちかしかない。出たらちゃんと頑張りたい」。久しぶりの先発出場に気持ちが高ぶっていた。
反撃の口火 三回先頭で左翼線二塁打
オリックス時代からコンビを組む山崎の登板日によく打つ。1点先制された直後三回先頭で迎えた第1打席は、2球で追い込まれながら、粘って5球目を左翼線へ運ぶ二塁打。逆転劇を呼び込み、「あれはデカかったですね。早い段階で追いつけてよかった」とうなずいた。
四回には投前へ犠打を決め、八回には右前打と複数安打をマーク。後輩左腕からは「ホントに一番いいバッターなので。打って当然かなと思っています」とあがめられており「たまたまっす」と照れ笑いを浮かべた。