札幌出身・政田夢乃が首位と3打差発進 弟・大成さんときょうだいタッグ息ぴったり【女子ゴルフ・ニトリレディス】
■女子ゴルフ・ニトリレディス第1日(8月22日、苫小牧・桂GC、6551ヤード、パー72)
▽予選ラウンド1日目
札幌出身のルーキー・政田夢乃(24、なないろ生命)が、5バーディー、3ボギーの70でホールアウト。首位と3打差で好発進した。今週は元高校球児でプロゴルファーを目指している弟の大成さん(20、北海学園大3年)が初めてキャディーを務めている。きょうだいタッグでプロ初Vを狙う。
NEC軽井沢72で優勝争い
2週前のNEC軽井沢72で、初めて優勝争いした勢いそのままに、政田が快進撃の予感を漂わせた。ブラインドホールが多く、フェアウェーもうねって狙い所が定めにくい難コースを攻略。特に後半の14番パー5、15番パー4では「ショットがピンに絡んでくれた」と、連続バーディー。「苦手なコースの割には頑張ったかな。でも、もったいないボギーだったり、長いホールでしっかりパーセーブできなかったのが悔しいです」と、3つのボギーを反省した。
鬼の居ぬ間に…ランキング上位は不在
初の優勝争いで自信を深めた。最終日17番まで単独首位で初優勝に王手をかけながら、最終18番で2打目を左に曲げて、池ポチャで逆転負けしたが「優勝したかった、って気持ちは大きいですけど、自分の中で精一杯やった結果なので、もう満足してます。優勝が意識できるぐらい近づいたので、自分的には良かったかな。先週からショットの調子はすごいよくて、あとはパターが入ればって感じ。今週は地元開催なので、より頑張りたい。やっぱ一番は地元優勝が目標。今年最後の北海道なので、頑張りたい」。北広島市出身の小祝さくら(26、ニトリ)ら、ランキング上位が全英女子オープンに出場するため不在。このチャンスを逃すわけにはいかない。
初タッグ好感触「余計なこと言ってこない」
この日は終始、笑顔でのラウンド。好スコアの要因には、弟・大成さんの存在もあった。プロキャディーのように、グリーンで一緒にラインを読むシーンはあまりなかったが「余計なことを言ってこないですし、もうあんまり近づいてこなくていいよって(笑)。だいぶ慣れてきて、動きも良くなってきて、気楽にプレーすることができる。ゴルフの会話はあんまりしないんですけど。きょうのご飯の話とか(笑)。まずはしっかり予選通過できるように、2人で力を合わせて頑張っていきたい」と初タッグに好感触だ。