高校野球
2024/08/22 23:30

京都国際の高岸&沢田の道産子コンビに北広島シニア前監督の小野寺さんがエール

北広島シニアの前監督の小野寺さん(中央)と、教え子で京都国際の高岸(左)と沢田=本人提供

決勝は23日午前10時プレーボール

 甲子園開業100周年の全国高校野球選手権の決勝に初進出した京都国際の道産子コンビに、北海道時代の恩師がエールー。主力の沢田遥斗中堅手(3年)と高岸栄太郎一塁手(3年)が中学時代に所属した北広島リトルシニアの前監督・小野寺賢一さん(53)が、日本一まであと1勝に迫った、かつての教え子に「力を余すことなく全部出し切れ」と激励した。

京都に行く2人に「必ずいいこともある」

 2年半前、京都へ行く2人に「何が目的でそこに行くのかが、ブレてはいけない。親元を離れて辛いことが多くなるけど覚悟の上で行きなさい。100パーセント辛い高校野球人生はない。必ずいいこともある」と激励の言葉と共に送り出した。2人は1年秋から1ケタ背番号をもらい、ラストイヤーに春夏連続の甲子園出場。ついに決勝の舞台にまで上り詰めた。

沢田は必ず「素振りする場所ありますか?」

京都国際の沢田

 

 2人のことは昨日のことのように鮮明に記憶に残っている。沢田は小学6年に進級したばかりの5月、突然練習見学に訪れ、早い時期に入団を決めた。「どれだけ素振りをしていたんだろうというほど、いつも手がぼろぼろだった」。シーズン中、釧路や函館で試合があると、宿泊を伴う。その際、必ず小野寺監督に「素振りする場所はありますか?」と聞いてくる努力の塊だった。

入団式で早くも主将就任を宣言した高岸

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