ファイターズ
2024/08/24 00:25

河野竜生 リーグ最速30ホールド到達 「監督、コーチ、野手、先発。みんなのおかげで数字が付いてる」

七回を無失点に抑え、ベンチに戻る河野(中央)=撮影・松本奈央

■パ・リーグ17回戦 ソフトバンク6ー5日本ハム(8月23日、エスコンフィールド北海道)

七回に4番手登板 1回を1安打無失点

 日本ハムの河野竜生投手(26)が23日、ソフトバンク戦の七回に4番手で登板。同点の状況でマウンドへ上がり、1イニングを無失点で切り抜けた。

 今季30ホールド目を挙げ、リーグ最速で節目の数字に到達。頼れる左腕がシーズン終盤も、チームの屋台骨を支え続ける。

クリーンアップと激突 「すべて出すつもりでした」

 四回までに5点ずつ奪い合う大味な展開を、中継ぎ陣が引き締めた。クリーンアップと対峙(たいじ)した河野は、3番・栗原と4番・山川を外野フライに仕留めた。続く近藤には中前打を許したが、正木を空振り三振に斬り、ピンチの芽を摘み取った。

 走者を出しても慌てない。100キロ台のカーブを巧みに織り交ぜる、クレバーな投球でゲームの均衡を保った。緩急を駆使することで、並み居る強打者を封じ「そうしないと抑えられるバッターではない。自分のできることをすべて出すつもりでした」と、さわやかに汗を拭った。

開幕から15試合連続無失点も夏場に失速

 今季は開幕から15試合連続無失点。結果を残すことで首脳陣の絶大な信頼を勝ち取った。しかし、長く勝ちパターンの一角を務めるうちに疲労は蓄積。50試合に登板した昨季の経験を生かし、ブルペンでの球数を減らすなど工夫を凝らしたが、勝負の夏に失速した。

苦境でも貫いたフォア・ザ・チーム 

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