ファイターズ
2024/08/24 00:50

《鶴岡慎也のツルのひと声》吉川光夫もそうだった 福島に求めるさらなる成長

■パ・リーグ17回戦 ソフトバンク6ー5日本ハム(8月23日、エスコンフィールド北海道)

アバウトなコントロールで抑えられないホークス打線

 先発の福島が四回、一挙5点を奪われた。突然、何かが起こったわけではない。打たれているボールはいずれも甘かった。そう言ってしまえば、それまでだが、福島のようなタイプを得意としているのがホークス打線なのだ。勢い良く腕を振り、ストライクゾーンに力強いストレートを投げ込む。それ自体はいいこと。ただ、アバウトなコントロールで抑えきれないのがホークス打線。だからこそ、首位を独走しているのだ。

直球も変化球も一級品 今こそレベルアップが必要なタイミング

 高卒3年目の福島。ストレートだけじゃなく、変化球も一つ一つが素晴らしい。それは誰もが認めるところ。だが、もう一段階さらに上のレベルに向かうべきタイミングに来ている。テンポ良く、ストライク先行のピッチングができるのは分かった。次に意識すべきは入り球の気を付け方。打者を見て投げること。取り返しの付かないミスを避けること。勝てるピッチャーになるためには、いろいろ必要となってくる。

甘く入ったスライダーと直球 栗原と山川に被弾

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