直近2試合で3得点に絡んだ札幌MF近藤友喜 磐田戦も右サイド制圧して今季初連勝だ【予想スタメン付き】
■8月24日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
好調な札幌攻撃陣の一翼担う
北海道コンサドーレ札幌は25日のアウェー磐田戦(ヤマハ、午後7時キックオフ)に向け、パス練習やセットプレーなどで最終調整を実施し、遠征メンバーは敵地へと向かった。MF近藤友喜(23)は直近2試合で2度のPK奪取を含む3得点に関与するなど、好調な札幌攻撃陣の一翼を担っている。J1残留を占う大事な一戦でも右サイドを制圧し、チームを今季初の連勝へと導く。
2戦で勝ち点4獲得に大きく貢献
8月のホーム2連戦を1勝1分と、負け無しで切り抜けた。勝ち点4獲得に大きく貢献した選手の1人が2試合共に右ウイングバックで先発フル出場した近藤だ。
10日の福岡戦(2△2)は相手GKとの1対1で倒されPKを獲得。FW鈴木武蔵(30)の同点弾につなげた。16日の鳥栖戦(5〇3)はゴール前へのパスがオウンゴールを誘発して札幌の4点目。さらにペナルティーエリア内への侵入時にも倒され、2戦連続のPKをゲットしてFWアマドゥ・バカヨコ(28)の来日初ゴールを演出した。
感情が高ぶり、右手で何度もピッチを叩く
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特に鳥栖戦は4-3と1点差に迫られた状況でのPK獲得で、判定直後は右手で何度もピッチを叩いて感情をあらわにした。「湘南戦や浦和戦のような(大量リードから追いつかれる)雰囲気になりかけた原因をつくってしまい、その責任を感じていたので、失点に絡んだ後に得点に絡めたのは良かった」。右サイドで何度も対峙した鳥栖FW堺屋佳介(19)には直前のプレーで1ゴール1アシストを許していた。それだけに1対1勝負で抜き切った後のPK判定で勝者の喜びを爆発させた。
磐田戦は松原とマッチアップ予想
札幌が今季2勝目を挙げた5月15日の前回対戦(1〇0)以来3カ月ぶりの対戦。近藤はそのときと同様にDF松原后(27)とマッチアップすることが予想される。「攻撃的な選手なので、そこに仕事をさせないことがまずは一番かなと思う」と、持ち前の攻撃力を発揮してサイドの攻防を制し、松原を封じ込もうともくろんでいる。
「勝つしかない」
左ふくらはぎ肉離れでの離脱から7月20日浦和戦で復帰し、1カ月以上が経った。「(調子は)ケガ前ぐらいには戻っている」と、ほぼトップフォームまで復調してきた。J1残留を争うライバルとの〝6ポイントマッチ〟にも「勝つしかないので、ピッチでそういう姿勢というのを見せられればいい」と強い意気込みを見せる。調子を上げてきた近藤が3試合連続で得点に絡み、残留へとつながる道を切り開いていく。