上川畑大悟 同学年・浅間大基との〝大ちゃんず〟でヒーローに コンビ結成のきっかけは―
■パ・リーグ18回戦 ソフトバンク1ー8日本ハム(8月24日、エスコンフィールド北海道)
七回に大勢を決する走者一掃の3点三塁打
日本ハムの上川畑大悟内野手(27)が24日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦に「2番・二塁」で先発出場。七回に貴重な追加点となる走者一掃の適時三塁打を放った。
1番起用された浅間大基外野手(28)との同学年コンビ〝大ちゃんず〟で勝利に貢献した。
浅間のタイムリーの後に貴重な一打
七回、浅間の適時打でリードを3点に広げ、1死満塁の絶好機で巡ってきた第4打席。痛いミスをすぐさまバットで取り返した。
初球にスクイズを仕掛けたがファウル。「ここで追加点を取らないと雰囲気が悪くなる」と焦りもあったが、カウント2―1から又吉の投じた4球目の145キロを右翼線に運んだ。
スクイズ失敗からの打ち直し 「ホッとしたのが一番ですね」
「ホッとしたのが一番ですね。スクイズ失敗しちゃったので、3タコ中でしたし。(相手バッテリーが)警戒してくれて勝手にカウントが整ったので、しっかり割り切って、なんとか打てて良かったです」
7月13日のソフトバンク戦以来となる打点を挙げ、三塁上で思わず顔がほころんだ。
同学年コンビで計5打点 堂々のお立ち台!
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試合前から気合十分だった。同学年で仲が良い浅間との1、2番コンビが実現。2人で5打点をたたき出し、「試合前に1、2番やなって言っていたので、まさか2人でヒーローになれると思わなかった」
お立ち台では上川畑が「ダブル〝大ちゃんず〟ということで」と切り出した。
今では仲良しの2人 浅間の猛アタックで徐々に接近
コンビ名の名付け親は、「浅間です。当たり前に(笑)」。22年に入団した人見知りの上川畑に、明るいキャラクターの浅間が猛アタック。「もともと仲良くなりたいなとずっと思っていたので、同級生ですし。でも、大基もちょっと変わっていると言ったらアレですけど、仲良くなるには1年くらいかかりました。今は仲良くやらせてもらっています」。ともに選手会役員を務めていることもあり、徐々に距離を縮めていった。
コンビ名をインスタでPR 〝デート〟も経験
最近では、浅間が自身のインスタグラムで〝大ちゃんず〟をPR。少しずつ浸透しており、上川畑は「オールスターでヒット打ったら、服を買ってやるぞと言われて、買ってくれたのもありますし、そういう優しい面もあります」と明かす。
ファン投票で初出場した球宴では、第1戦でマルチ安打をマーク。ヒットを祝して、浅間が古着のTシャツをプレゼントしてくれた。「一緒に選びに行きました。デートやなって言っていましたけど」と照れくさそうに笑った。
新コンビの活躍で勢いに拍車
いよいよシーズンも佳境。ファイターズの新コンビ〝大ちゃんず〟が、首位ソフトバンクを追うチームに勢いをもたらす。