ファイターズ
2024/08/24 21:35

《岩本勉のガン流F論》北山の好投でよみがえった記憶 手術を拒んで手にした意地の開幕戦完封

■パ・リーグ18回戦 ソフトバンク1ー6日本ハム(8月24日、エスコンフィールド北海道)

最高のプランニングで好投した北山

 北山が〝ほころびゼロ〟のピッチングで、復帰後初勝利を手にした。最高のプランニングが奏功した。ホークス打線に対して1巡目は強いストレートでグイグイと攻めた。2巡目は一転、「どこか悪くしたか?」と思わせるほど変化球を多投。相手打線を翻弄した。

3巡目はミックス 消費カロリーの少ない122球

 そして3巡目も見事だった。最後はいわゆるミックス。直球と変化球の駆け引きで常に優位に立った。相手の打ち気をそらして変化球で入ったり。まさに手玉に取った。スコアリングポジションに走者を背負ったのは1度だけ。ギアアップの必要もほとんどなかった。122球を投じたが、消費カロリーの少ないピッチングだった。

ただただ、大賛辞を贈りたい

 復帰登板を果たした前回に続いての好投。今回は勝ち星が付いた。一番〝暑くて熱い〟時期に離脱。必要とされているチーム事情を知りながら、戦列を離れた。自責の念にさいなまれながらのリハビリだったはずだ。ただただ、大賛辞を贈りたい。ナイスピッチングやったで!

手術回避を選択 孤独でつらいリハビリの日々

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