■パ・リーグ１９回戦　ソフトバンク３ー５日本ハム（８月２５日、エスコンフィールド北海道）

　日本ハムの池田隆英投手（２９）が２５日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦の八回に救援し、３者連続三振の快投を披露した。リードを守って抑えにバトンをつなぎ、今季１４ホールド目をマーク。右肘の炎症から復活したセットアッパーが勝利の方程式を支えている。ヒーローインタビューと取材に応じた一問一答は以下の通り。

　【ヒーローインタビュー】

―八回、３者連続三振
「いやー、やりました！　（対戦相手が）球界を代表するバッターだったので、なるべく間違いがないようにと思って。また、あまり波を立てないように柳川に渡そうと思って頑張りました」

―山川、近藤、正木と一発警戒のバッターと対戦。雄たけびを上げながらの投球だった
「いやもう、一球一球、思い切り投げているだけなので。これからも続けられるように頑張りたいと思います」

―シーズン序盤、右肘の負傷もあって苦しい状況が続いた
「いやもう、忘れました」

―前しか見ないと
「そういうことです。頑張りたいと思います」

―九回、柳川がたくましい投球を見せた。どう映っているか
「しっかり渡してしまえば、しっかり切って帰ってくれると思っているし、みんなもそう感じていると思いますので、いいバトンを渡せるようにこれから頑張っていきたい」

　【囲み取材】

―３者連続三振

「振り返ってみれば良かったなと、ホッとしてます」

―中軸相手に投入された
「一発があるので走者をためても怖い。ある程度は慎重になったけど、なんとか抑えられました」

―３点を返された後、中継ぎ陣が踏ん張った
「チームが粘っていたので、しっかり嫌な流れを切りたかった。ちょっとでも隙を見せると逆転される。（結果はどうあれ）しっかり投げきる形にしようと思っていました。もしヒットを打たれたとしても、走者をためたとしても、やることはやったと思いたい」

―厳しい場面で登板することが多い
「大変です（笑）。キーとなるところでいつも行く。七、八回のどちらかだけど、そういう（厳しい）ところで行く。しっかり流れを切ろうと意識しています。どんな相手でも（打たれたら）球場全体の雰囲気を持って行かれてしまうので」

―プレッシャーとの戦い
「そうですけど、相手がいるので対策を練ります。（伏見）寅威さんやタミ（田宮）がしっかり引き出してくれますし、信じて投げています。違うと思ったら首を振るけど、そこに意図が感じ取れたりする。そうやって投げています」

―クライマックスシリーズを見据えた上でも、嫌な印象を植え付けたことに価値がある
「その通りだなと思います。ただ次にやられてしまったら（相手に）好印象を与えてしまう。しっかり気を引き締めていきたいなと思います」