ファイターズ
《ハム番24時》8月28日
勝負の世界を生きる男には、眠れぬ夜がある。27日・楽天戦の延長十一回に登板した斎藤友貴哉は、無死満塁の大ピンチを招きながらも、後続を断ち無失点で登板を終えた。両腕を高々と挙げた渾身のガッツポーズは、まるで優勝したかのようだと各方面で話題になった。
究極の〝マッチポンプ〟を演じたことを、本人も自覚している。一夜明けた28日の試合前に話を聞くと「抑えられて本当に良かった…。(メディアに)取り上げていただいて、少しバズってましたね。(ファンからの)コメントも読みました。前向きに捉えて、頑張ろうと思います」と苦笑いだ。
スリル満点の登板後は、なかなか寝付けなかったそう。普段はたっぷり8時間以上の睡眠を取るが、「興奮していたのかな? 3時ぐらいまで寝られなくて、起きたら8時でした」と、ちょっぴり疲れ気味の様子だった。次回のマウンドはぴしゃりと抑え、ぐっすり安眠できることを願ってます。