【プレーバック・写真入り】パ・リーグ18回戦 楽天9-5日本ハム(8月28日、エスコンフィールド北海道)
先発の山崎が4回6安打5失点 清宮1発レイエス2発も届かず
日本ハムは本拠地で楽天と対戦し、5-9で敗れた。両チーム合わせて25安打、本塁打は互いに3本ずつの6本が飛び出す〝空中戦〟を演じたが、先制されてから一度も追いつくことなく負けてしまった。
先発の山崎福也投手(31)は序盤から失点し、精彩を欠いて4回6安打5失点。二回2死一塁でフランコに先制2ランを浴びると、四回には4番・阿部に左翼越え2ラン、浅村には2者連続弾となる左翼越えソロを浴び、この回を最後に早々とマウンドを降りた。
打線はその裏、清宮幸太郎内野手(25)が反撃ののろしを上げる右越え9号ソロ弾。続くフランミル・レイエス外野手(29)も2者連続となる左翼越えソロを放ち、山崎とバッテリーを組む伏見寅威捕手(34)にもタイムリーが飛び出して3点を返した。
五回に登板した2番手の松浦慶斗投手(21)は石井一成内野手(30)の悪送球も絡んでしまい3失点(自責1)。その裏はその石井が先頭打者で中堅フェンス直撃の三塁打でチャンスをつくり、内野ゴロの間に生還してさらに1点を返した。
2回を投げた3番手・山本拓実投手(24)は六回1死一、三塁から犠飛で1点を失ったが、主軸を迎えた七回は2者連続三振、そして浅村は右飛に打ち取って3者凡退。無失点に抑えた。
同じく2イニングを投げた4番手のパトリック・マーフィー投手(29)は八回、先頭の小郷から空振り三振を奪うと、その後も内野ゴロ、中飛と3者凡退の無失点に抑えた。その裏に代打で出場した郡司裕也捕手(26)がそのまま今季初のマスクを被った九回は、先頭の伊藤裕に二塁打を浴びて苦しい投球となったが、何とか粘って連続無失点。流れをつくって味方の反撃を待った。
しかし、その後の得点は八回に飛び出したレイエスのこの日2本目となる16号ソロでの得点のみ。チームとしては12安打を放ったが、本塁打の前に走者をためていた楽天に軍配が上がった。
試合詳細はコチラ
■四回に右越えソロを放った清宮
「スライダーにうまく対応することができました。点を取られたあとのイニングだったので、まずは1点ずつと思って打席に入りました」
■四回に左越えソロを放ったレイエス
「第1打席はストレートを狙っていましたが、フォークで三振したので、次はフォークを狙っていきました。しっかりと捉えることができて良かったです」
■先発して4回5失点の山崎
「序盤から失点しゲームメイクをできず、チームに申し訳ないです。簡単に連打を許してしまったことが悔しい」
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