札幌MFカンが川崎戦でリーグ戦デビュー狙う 前節磐田戦でメンバー入りも出場かなわず
■8月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
25日のアウェー磐田戦(2〇0)で、加入後初のリーグ戦ベンチ入りを果たした北海道コンサドーレ札幌MFフランシス・カン(26)が、次節のホーム川崎戦(9月1日、プレド)で、今度こそリーグ戦デビューを目指す。
天皇杯千葉戦で公式戦デビュー
21日に行われた天皇杯4回戦千葉戦(0●1)で、後半19分から途中出場して札幌での公式戦デビューを果たしたカンは、ボールがある場所に積極的に顔を出して、チームの攻撃に厚みを持たせる役目を担った。その働きぶりがミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)に評価され、磐田戦の遠征に帯同。最後まで出番は来なかったものの、絶対に落とせない〝6ポイントマッチ〟を制しての勝利をピッチサイドで見届けることができた。「メンバーに入れるぐらい監督が信頼してくれたことに感謝しています。出場はできなかったけど、チームが勝利できたことが一番。みんなも私も喜んでいました」と、歓喜の瞬間に抱いた思いを口にする。
強まるリーグ戦出場への思い
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先月19日に札幌の選手として追加登録されて以来、なかなか届かなかったリーグ戦でのメンバー入りを果たしたことで、リーグ戦出場への思いはよりいっそう強くなった。「もちろんメンバーに入りたいし、そこに入れるように毎日練習で全力を尽くしている。私にできることは練習で頑張ること。その後は監督とコーチの判断なので、できることをしっかりとやっていきます」と、自己の鍛錬を怠らずに積み重ねていくことで、来たるべき時に備える構えだ。
スタンドで感じた熱量 ピッチで体感したい
次節の川崎戦でメンバー入り、そして試合出場を果たせば、待望のプレド初見参となる。ここまでのホームゲームをスタンドから見守る中で「すばらしいスタジアムだし、札幌のサポーターもすばらしいので、ドームの雰囲気はいつも最高だ」と、新たな自身のホームスタジアムで生み出される熱狂を感じていただけに、今度こそ、その熱をピッチで体感したいところだ。「サポーターの応援は私たち選手にとってすごくモチベーションになる。プレドのピッチに立てるよう頑張ります」。加入から2カ月近く経過し、チームに順応しつつあるガーナ人アタッカーが、ホームデビューの瞬間を心待ちにしている。