《SHINJOの信条》チャンスを与えている。それをどう生かすかは、本人次第
■パ・リーグ18回戦 楽天9-5日本ハム(8月28日、エスコンフィールド北海道)
―五回に(三塁)石井が悪送球。守備のミスが失点につながった
「きわどかったりして、その打球をさばいて送球して逸れるのなら分かりますけど、あれはもう、キャッチボール程度で、16メートルぐらいの距離。イージーに捕ってセカンドにしっかりプロだったら投げてもらわないと。あそこからの3点は、松浦くんがかわいそうでした」
―登板前、松浦に何を伝えていたのか
「彼はグッと力む癖があるので。いいボールを放っているから、力を抜いてストライクゾーンに投げられれば、大丈夫だからと話して。力が抜けても、スピードはそんなに変わらなかった。ストライクゾーンに投げられていた」
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―四回の(一塁)加藤豪の守備(記録は安打)ももったいなかった
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「あれもね。ちょっと(グラブが)上から下に行ってしまって。そこがレギュラーを取れるか、取れないか、というところになってくるんじゃないですか。チャンスを与えている。それをどう生かすかは、本人次第」
―九回に守備を大幅に変えた。今後を見据えてか
「そうそう。代打、代走とか、使うケースが出てくるので。さまざまなポジションを守ってもらわないといけないし」
【一問一答:今季初マスクの郡司裕也が冷静リードで無失点 うれしい反響も】
―郡司の捕手も含めて今のうちから準備を
「もちろん。郡司くん、なんか良くなっていません? やる気にもなっているだろうし、返すボールも、内野のスナップスローというか、投球練習の後のセカンドスローも(良かった)。あれ? 郡司くん? みたいな」
―サードをこなし、プラスの効果が出ているのか
「そう思います。山田コーチも郡司くんのリードはいいと言っているので。ちょっと今、田宮くんが悩んでいる、壁にぶつかっているとき。間違いなく、そういうときは来る。郡司くんのキャッチャーで2番もおもしろいかな、というところはありますね」
―うれしそうだった
「ですか? 新しいポジション…じゃない(笑)。もう郡司くん、サードになっているから(笑)。結構、楽しいもんなんですよ。気合が入るし。その場所でアピールしたいというね。誰が調子が悪いとか、選手同士は分かっているから。ちょっとおもしろいかな。一回でも(マスクを)被って抑えたら自信にもなるだろうし」
【特大9号を放った清宮幸太郎 漂い始めた4番の風格「チャンスで結果出してナンボ」】
―4番もライトへ完璧な当たりだった
「あの、4番、5番の勢いが止まらない。その前に、きょうは内くんに対して、ヒットがパパパンと出て、4番、5番で返してくれるんじゃないかな、というイメージがあって、打線を組んだんですよ。データ的に左バッターの方が断然、率が高いから。攻撃する前にちょっと山崎くんが、ホームランを打たれて。でもここ5試合で、だいたい5、6点は打線が取る。あまり調子が良くなかったので、早い回で代えてじわじわと追いつけるというところで、あのミスが出た」
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―追いつく雰囲気があった
「最後も清宮くんがフォアボールで出て、レイエスがドカンと打って、同点に追いつけるようなチームだから。山崎くんももうちょっと、真っすぐが多いピッチャーと思わせた方がいいと思うんですよね。80%以上、変化球を待っての真っすぐを見逃されて、今度は90%変化球待ちになってくると、ちょっとでも浮いたら飛ぶので。少し真っすぐを増やしてもいいんじゃないかなと思う。去年の大竹くんとか、昔で言う山本昌さんとか、真っすぐが多いんですよ、実は。でも、バッターが脳では変化球を待っているんですよね。投げ方にしても、変化球が来そうな感じじゃないですか。それで真っすぐが来るから、147、8キロに見えて。でも打てそうだから打つと、詰まってフライになる。前半は(山崎も)そういうところがあったんですけどね。それは伏見くんとも話をしながら変えていこうかなと思います」
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