ファイターズ
阪口楽 プロの意地見せた〝エスコン初アーチ〟 新庄監督の助言を胸にまい進中
■北海道ベースボールウイーク2024
東京六大学選抜5-1日本ハム2軍(8月31日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの阪口楽内野手(21)が31日、エスコンフィールド北海道で行われた2軍対東京六大学選抜の試合に出場し、八回に零封負けを阻止するソロアーチを放った。入団3年目で、本拠地では初となる本塁打。今季、イースタン・リーグで10本塁打をマークしてる有望株が、大器の片鱗を見せつけた。
零封負け阻止 一矢報いる一発
重苦しい空気を振り払った。7回まで3人ずつ、打者21人で抑えられていた日本ハム打線。八回にようやく阪口が奮起した。外丸(慶大)の外角低めスライダーにアジャスト。右中間スタンドへ運び「入るとは思わなくて、うれしかったです」と素直に喜んだ。
大学4年生と比較すれば、1学年下の高卒3年目だが、プロの意地があった。「さすがにちょっとまずい空気が流れていました。ベンチで。(本塁打で1点返すことができて)良かったです。負けてしまったんですけど…」。手も足も出ない状態で、終わるわけにはいかなかった。
初見の投手相手に変化球捉えた
プロ相手の試合とは異なるが、収穫はあった。データのない初見の投手に対し、追い込まれながらも、変化球を仕留められた。大振りしなくても飛距離が出ると確信し「うまくすくえました。コンパクトに振ろうと思った結果があれやったので、いいヒントになりました」とうなずいた。