男子は駒苫が4戦全勝で初代王者 レバンガ北海道U18を下して道内高校世代NO・1【バスケU18日清食品北海道ブロックL】
■日清食品U18北海道ブロックリーグ最終日(9月1日、滝川市スポーツセンター)
▽男子リーグ戦 駒大苫小牧72-57レバンガ北海道U18
バスケットボールの高校部活動とBリーグのユースが対戦する北海道初のリーグ戦が開催された。昨季Bユース主要大会2冠のレバンガ北海道U18と、インターハイ16強の駒大苫小牧と旭川龍谷、東海大札幌高、白樺の夏の全道4強が頂点を争い、駒大苫小牧が4戦全勝で初代王者に輝いた。
レバンガU18の存在は大きな刺激
駒大苫小牧が道内高校世代NO・1の称号を手にした。今大会はU18世代の育成と、一発勝負のトーナメント戦より試合数が多く、それによる出場機会の増加などを目的に、2022年にトップリーグと全国4地区のブロックリーグでスタート。3年目の今季、九州地区と北海道で初開催されたことで、全国を網羅することになった。田島範人監督(49)は「レバンガさんが入ってきたのはすごくいい刺激になりました。この年代の子たちにとって素晴らしい機会を与えていただいた」と歓迎した。
【U18日清食品 北海道ブロックリーグ2024・男子の結果】
2勝同士の直接対決制した
試合は2勝同士で迎えたレバンガとの直接対決で、204センチのナイジェリア人留学生・Cオラヨリ・マーベラス・オルワトヨシ(2年)が20得点をマーク。さらに夏は不在だった194センチのPF岩崎洪敬(3年)が9得点。岩崎は「素直にうれしい。レバンガも強度が高くてレベルの高いバスケットをするので、自分たちもそれにしっかりついていけるように、と話をしていた。結果は勝てたけど、まだ足りない部分があったり、課題が明確になった」と、冬の本番を見据えた。
遅れてきた〝新戦力〟大型オールラウンダー
遅れてきた〝新戦力〟だ。岩崎はPFとして4試合39得点。ゴール下の強さに加え、3点シュートも決める。さらにボールを前線へ運ぶことも、ドリブルでクロスオーバーから相手を抜き去りゴール下へ切り込むこともできる。大型オールラウンダーとして、夏冬通じて過去最高全国16強のチームに、強力な選択肢が加わった。指揮官も「素材は誰もがほれ込む。大学の先生たちが見たら『おっ』っと思うような素材。最後に花を咲かせて卒業させたい」。全道トップクラスとの試合で、主力として起用するめどが立ったのは「大きい」と期待を込める。