コンサドーレ
2024/09/01 21:15

札幌がプレドで初めて川崎撃破! 青木&武蔵弾で今季初3連勝 残留戦線踏みとどまる

後半26分、先制のゴールを決めたMF青木(左)がガッツポーズで駆け出す=撮影・北波智史

■J1第29節 札幌2―0川崎(9月1日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

 逆転でのJ1残留のためにも勝ち続けるしかない北海道コンサドーレ札幌は、MF青木亮太(28)とFW鈴木武蔵(30)のゴールで川崎を2-0で撃破し、今季初のリーグ戦3連勝。2001年の開業以来初めてプレドで行われた川崎戦で勝利を飾り、第16節以来約3カ月ぶりに最下位を脱出した。

17位湘南との勝ち点差は再び「7」

 前日に行われた17位湘南と19位鳥栖の残留争い直接対決で湘南が勝利し、勝ち点を32に伸ばした。川崎戦開始時点で勝ち点22だった札幌は、この試合に敗れると勝ち点差が残り試合数(9試合)を上回る状況になっていただけに、主審が試合終了の笛を吹いた瞬間、2万1000人を超える観衆が詰めかけたプレド場内には、残留戦線に生き残った札幌サポーターの歓喜の声が響き渡った。

 前半から川崎がボールを保持し多くチャンスをつくり出す中、札幌イレブンは懸命のディフェンスを見せて無失点でしのぐと、その我慢がついに実ったのが後半26分だった。DF中村桐耶(24)からのパスを受けたDF髙尾瑠(27)がドリブルを仕掛けると、右サイドではなく中央部へと突進。思わぬ中央突破に川崎守備陣のマークがずれる中で、髙尾は満を持してペナルティーエリア内でフリーになっていた青木にラストパス。千載一遇のチャンスを青木がきっちりと決めて、先制点をゲット。「自分のところに来たらいいな、ぐらいの気持ちで走っていたし、他にも(味方が)2人ぐらい入ってきた。みんながしっかりゴール前に入っていくところを意識してやれたし、瑠が最後まで持ち運んでくれたのがすごく良かった」と、先制ゴールを振り返った。

髙尾とのホットラインで2戦連発

 これで青木は前節のアウェー磐田戦(2〇0)に続き2試合連続ゴール。そのときも髙尾のクロスから得点が生まれており、2戦続けて〝ホットライン〟が開通した格好だ。「前への持ち運びは彼の強みだと思うし、攻撃のセンスもある。良い形で出ているんじゃないかな」と、ゴールをお膳立てしてくれた背番号2を称賛した。

次は武蔵のゴールをお膳立て

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