プロ野球ドラフト会議で日本ハムから９位指名を受けたＮＴＴ東日本（東京都）の上川畑大悟内野手（２４）が２日、東京ドームで行われた都市対抗野球の１回戦に登場した。「９番・遊撃」で先発フル出場し、３打数１安打。チームは４―１でトヨタ自動車（豊田市）に勝利し、２回戦進出を決めた。

　　社会人最後の大会に臨んだ上川畑は３打数１安打１犠打で勝利に貢献した。日本ハムのスカウトから高く評価された遊撃の守備は、この日も健在。素早い動き出しで軽快に打球をさばき、先発した上出（札第一高出）ら投手陣を助けた。
　打撃では９番打者の役割を全うした。２―１と１点リードで迎えた四回には１死一、二塁で右前打を放って好機を拡大。この回チームは２点を追加し、試合の主導権を握った。六回無死一、二塁の第３打席では重圧をものともせず、きっちり犠打を決めてみせた。
　快勝で５日の２回戦に駒を進めた。目指すは当然、日本一だ。都市対抗優勝を、プロ入りの手土産にする。（近藤裕介）