杉浦稔大 1軍再昇格し即登板 満塁のピンチを招き「いいピッチングで応えたかった」と反省
■パ・リーグ20回戦 日本ハム5ー6西武(9月1日、ベルーナドーム)
1カ月半ぶりの1軍マウンドで1回無失点も…
日本ハムの杉浦稔大投手(32)が1日、西武戦(ベルーナドーム)で1カ月半ぶりに1軍マウンドへ帰ってきた。
この日に再昇格し、3ー3の七回からマウンドへ。制球に苦しみ、2死満塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜け「それだけが救いです」。センターに抜けそうな当たりを好捕した遊撃・水野に「助けてくれたので、そこに尽きます」と感謝した。
同点で迎えた七回に2番手登板
7月16日の楽天戦以来となる1軍登板は、緊迫した同点の場面で巡ってきた。「いいピッチングで応えたかったんですけど、もったいなかったです」と反省。2四球と安打でピンチを招き「同点だったので、ちょっと大事にいきすぎました。緊張したわけではないですけど、探り探りいった感じはありました」と振り返った。
リフレッシュするはずが… まさかのコンディション不良
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プロ11年目の今季は、7月までに31試合登板とフル回転。主に勝ちパターンを担っていたが、7月17日に休養とリフレッシュも兼ねて、1軍出場選手登録を外れていた。
短期間で1軍に戻ることを目指していたが、上半身のコンディション不良を発症。約1カ月のリハビリに励み、8月18日の法大との練習試合で実戦復帰した。けがは完治しており「体自体は問題ないです」と強調。「あとはちゃんと試合の中でパフォーマンスを出せるかどうかだけだと思います」と続けた。
チームでも大黒柱! リーグ最終盤へ気合十分
9月に突入し、シーズンもいよいよ終盤戦。チームにとっても、経験豊富な道産子右腕が戻ってきたことは大きい。
「この終盤、今きついところに差しかかっているので、勝ち試合の1枚として機能できるようにやっていきたいです」。第4子となる次女が誕生したばかりの一家の大黒柱が〝ワンチーム〟で戦うリリーフ陣をどしっと支える。