ファイターズ
2021/12/04 14:39

石井 遊撃手の座譲らん! 700万円増の2500万円で更改

全試合フルイニング出場を来季の目標に掲げた石井(撮影・松本奈央)

 遊撃のポジションは渡さない。今季111試合に出場した石井は700万円アップの2500万円で契約を更改した。球団は今秋のドラフトで遊撃をこなす社会人の即戦力内野手2人を指名。新たなライバル出現は発奮材料だ。
 「補強しなければいけないから獲る。本当に悔しい。自分が全部出ると思いながら、譲らぬ気持ちでやりたい」と闘志をかき立てていた。
 絶対的な遊撃手がいれば、即戦力は必要ない。社会人2人の指名は、弱点を埋める―という球団のメッセージが込められている。
 今季はレギュラーをつかみかけていたが、9月29日の楽天戦で負傷。左第5中足骨骨折で全治3カ月の診断を受けた。離脱するまでは打率・225、4本塁打、19打点をマーク。守備の安定感も増し、足場を固め始めていた。
 大きなチャンスを逃した。ただ、後ろは振り返らない。術後の経過は良好で、11月下旬からジョギングを開始した。超音波治療などを進めながら、イスに座った状態でバットを振るなど、工夫して体を動かしている。
 年明けの自主トレ、2月のキャンプは完全体で迎えるつもりだ。「これから先、活躍していく上で、レギュラーというのは絶対条件。(全試合)フルイニング出たいというのが目標です」。自信を持って挑むプロ6年目。先輩、後輩、新人との競争に勝ち、絶対的な地位を確立する。

渡辺ムキムキ目指す

 500万円減の5000万円でサインした。今季は83試合の出場にとどまり、打率・242、3本塁打、29打点。「打撃も守備も全然ダメ」と悔しがった。巻き返しへ、目指すは“新庄ボディー”だ。ムキムキの体をSNSに投稿したビッグボスを見習い「あれだけの体になればベスト。キレも出る。しっかり筋力をつけて2、3キロ落とせるように」と意気込んだ。(札幌)

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい