レイエス 球団タイ記録の24試合連続安打 〝日本語の先生〟細川と続くボイスメッセージのやりとり
■パ・リーグ20回戦 日本ハム-ソフトバンク(9月3日、みずほペイペイドーム)
いきなり決めた! 一回無死二、三塁で右前へ
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が3日、ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)に「4番・DH」で先発出場。一回に右前へ2点打を放ち、大下弘と森本稀哲(現外野守備走塁コーチ)が持つ球団記録24試合連続安打に並んだ。
スペイン語を操る高卒4年目が指南
来日1年目で大活躍中の〝モーレ〟には、心強い日本語の先生がいる。
日本語の習得に熱心なことで知られるドミニカンの先生役を務めているのが、細川凌平内野手(22)だ。高卒4年目のホープは、昨季在籍したドミニカ出身の内野手・ハンソンに教わったというスペイン語を駆使。レイエスの母国語で距離をグッと縮め、仲を深めていった。
〝先生〟に倣って関西弁で日本語を習得
京都出身の細川だけに「こういう時は、こういう日本語を使ったら、みんなから評判いいと思うでと。普通に日本語を覚えても面白くないので、関西弁を叩き込みました」とニヤリ。「メッチャウマイ」、「バリウマイ」、「ダマットケ」など、日常の会話で使いやすいフレーズをレクチャーしてきた。
プレー同様に高い順応力 細川「もう日本人ですよね」
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先月15日のヒーローインタビューでは、レイエスが細川から教わった日本語として「ドウデモイイワ」を披露。「言ったことをすぐ覚えるので。賢いっすよ。頭、良いです。球種もマッスグとか。オッシャーとかも言うし、もう日本人ですよね」と証言する。
SNSを通じて頻繁に連絡
ロッテ・佐々木キラーとして先月15日に1軍昇格した細川だが、翌16日に登録を抹消。今は1軍と2軍で離れ離れの日々を送っている。直接、会話をすることはできなくても、SNSでやりとりをしている。
「定期的にインスタのダイレクトメッセージでボイスメッセージ送っているんですよ。仲良しです」と、うれしそうに明かす。
頼れる助っ人はボイスメッセージで返信
連絡を取り合うようになったきっかけは細川のメッセージ。「モーレとずっと話していたんですけど、1軍を離れてから、なかなか話す機会なくて。最初、メッセージ送ったんですよ」
テキストを送ると、返ってきたのは生の声だった。「アイツがボイスメッセージで返してきて、そこからボイスメッセージでやりとりしています」
新庄監督のユーモアにも反応
新庄監督がインスタグラムで「明後日の楽天戦 先発 レイエス『モーレ』で」と仰天予告した時には「頑張れ」とエール。球団の外国人記録を更新する22試合連続安打を放った際には、英語で「Congratulations!」と祝福し、「センキュー、リョウヘイ」と返信があった。
愛されキャラのモーレ 細川「ナイスガイですから」
レイエスの活躍ぶりに細川は「モーレ、すごいっすね。えぐいです。ナイスガイですから」と声を弾ませる。
自分のことのように喜ぶ姿から、背番号99がチームメートに愛されていることが伝わってきた。