新境地開拓の札幌MF田中宏武がルヴァン杯準々決勝へ意気込み「アドバンテージを持って帰られれば」(予想スタメン付き)
■9月3日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は4日に行われるルヴァン杯準々決勝第1戦のアウェー横浜M戦(ニッパツ、午後7時キックオフ)に向け、戦術練習やセットプレーなどで最終調整し、遠征メンバーは敵地へと向かった。MF田中宏武(25)は8月21日の天皇杯・千葉戦(0●1)以来となる先発メンバー入りが有力。今夏、新境地開拓に挑んだ背番号30が横浜Mに勝負を挑む。
準々決勝2試合がアピールの場
天皇杯での戦いを終え、札幌に残された大会は残り9試合となったJ1リーグ戦と、2019年以来5年ぶりの決勝進出、そしてクラブ史上初のタイトル獲得を狙うルヴァン杯となった。リーグ戦でなかなか出場機会を得られない状況にある田中宏は、「ゴール、アシストというのは常に求められていると思うし、それが勝ちに繋がってくるので、そこを狙いながらやっていきたい」と、この準々決勝2試合をアピールの場にしようと意気込んでいる。
天皇杯では「のまれてしまった」
千葉戦では右ウイングバック(WB)として先発出場し、後半37分までプレー。何度もドリブル突破やクロスを試みるシーンを見せたものの得点には至らず、チームは完封負けを喫してラウンド16で姿を消すこととなった。「僕も含めてチーム全体として自分たちのやりたいことができなかった。相手がすごく対策してきていたのを感じたし、その戦略に自分たちがのまれてしまったところがあった」と振り返る。
横浜Mにも攻撃的なサッカー貫く
「もちろん横浜Mのスタイルに、守備でしっかり合わせるという部分も大事だけど、スタイルを貫くというのが自分たち」と、同じ轍を踏まぬよう、チーム一丸となって攻撃的サッカーで打開していくことを狙う。「今、攻撃の部分で点を取れているし、守備の部分は(失点)ゼロでやれているので、そこをカップ戦にもつなげていければ」。6試合連続複数得点、2試合連続無失点と好調なチームの勢いをカップ戦でも発揮したいところだ。