《SHINJOの信条》最初に５点取って、目を２回こすったもん（笑）。モイネロやろ？
■パ・リーグ２０回戦 日本ハム６ー３ソフトバンク（９月３日、みずほペイペイドーム）
―（試合後、自ら口を開き）
「田中（正義）くん、緊張しすぎてジャンプ（のタイミングが）、合っていなかったね。跳んでいなかったでしょ？ 良かった、良かった、良かった。０に抑えてくれて。自信にもなっただろうし。あとは、柳川くんと勝負してもらって。伊藤くん、踏ん張ってくれましたね。３点取られた時に、うわーまたいつもの（パターン）、くるのかなとちょっと心配したけど、きょうは違いましたね。別に（八、九回も）投げさせられたんですけど。宮西くんの調子がいいし、左がちょっと続いたから。正義くんを見たかった」
【一問一答：伊藤大海 粘ってキャリアハイ１１勝も「もぎ取ったという感じはなく－」】
―田中正はスライダーやシュートも投げていた
「こっち（ベンチ）から（球種が）見えないんですよ。新球を見て見たくて。映像を見ないと分からない。相変わらず、フォークはめちゃくちゃ（腕が）緩んでましたけど。あれが逆にいいのかな？ ちょっと（打者を）前に出すという。良かった良かった」
―レイエスがまた打った。好調を維持している
「ずっと調子いいですもんね。このまま、大きいのをそんなに狙わなくていいんですよ、彼は。しっかりポイントまで呼び込んで、バチンとセンターに打つイメージでいったら、どこでも入るから。たぶん、狙って打っていないと思うんですけど。振って思いきりコンタクトしたら、あ、入った、みたいな。あとはもう低めのボール気味（の球に手を出さないこと）。ダブルプレー打った時の球。あのへんの球をキャッチャーは要求してくるから、あそこでバットが止まればね。もっともっとホームランも出るんだけど」
―シーズン序盤と比べて、レイエスはどのあたりが良くなっているか
「トレーニングをさせているんですけど、ボールが来る時、慌てて自分から出ていかないように。まだちょっと早いですけど、あれは彼がたぶん一番、パワーを出せる打ち方だと思う。あと、ピッチャーによっては、打席に立つ前に、低めはダメよ、高めはダメよ、という指示はちょいちょいして、それをしっかり実践してくれる。低めをこんなんなって（体勢を崩されながらバットを）止めてくれるから、オッケーオッケーと」
―４番として固定したいか
「僕、基本は右の４番が好きなので。レイエスの調子が上がってくるまで、左の清宮くんでいって。で、レイエスが上がってきたので。前も言いましたけど、左打者が４番で、左ピッチャーが来た時にくるくるくるくる三振する外国人をよく見てきたので、昔から。ワンポイントで来るんですよ。だったら、右の４番がいいかなと思いながら。で、２人とも上がってきた」
―一回に好投手のモイネロを攻略できた
「それは八木さんに聞いてください。八木スペシャルコーチにどういう作戦があったのかと」
【伏見寅威 若きチームを支える扇の要が天敵・モイネロから２点打】
―今後につながる
「きょうだけですよ。あまり良くなかったね。だってもう１０勝しているでしょ？」
―あまり参考にならないか
「ならないならない。でもうち、そういうのが多いんですよ。いいピッチャーを（攻略する）。なんだろうね」
―より集中力が増すのか
「若さじゃないですか、若さ。１年間通して戦ってきた選手もそんなにいないし。もうイケイケでやった結果。これが何年も続いていたら打てなかったかもしれないし。不思議なところだね。最初に５点取って、目をこうやって２回こすったもん（笑）。ピッチャー誰？ モイネロやろ？ でも怖いね。ジワジワジワジワ追い付いてくるから。最低でも１２点くらいいるんだろうね（笑）」
―万波もいきなり打って
「でも、あまり良くはないかな。打てるツボに来て。あとの打席の内容が…。またちっちゃい（背中が丸まっている）でしょ。だからワンバンを振る。（繰り返し）言ってもね。自分で映像を見て確認して、このボール振ったとか、ちょっと低くいきすぎ、構えすぎていると（理解してもらいたい）。もう自分でやるしかないです」
