ファイターズ
伏見寅威 若きチームを支える扇の要が天敵・モイネロから2点打 目を向けるべきは相手よりも自分
■パ・リーグ20回戦 日本ハム6-3ソフトバンク(9月3日、みずほPayPayドーム)
一回1死満塁で左前打 「宿敵モイネロから人生初ヒット」
難敵討ち! 「8番・捕手」で先発した日本ハムの伏見寅威捕手(34)がソフトバンクのモイネロから貴重な2点打を放ち、勝利に貢献した。
「宿敵モイネロから人生初ヒット」とコメントしたように、2018年から対戦している左腕から初安打。得点圏打率も.351と高い数字をマークしている。上位争いを繰り広げる若いチームの中で、頼れるベテラン捕手の存在は大きい。
猛攻を締めくくる一打 納得のバッティング
難攻不落のサウスポーに〝トドメ〟を刺した。一回、幸先良く3点を先制し、なおも1死満塁の好機で伏見が打席を迎えた。1ストライクからのチェンジアップを振り抜くと、打球は左前で弾む2点タイムリーとなった。
一回に猛攻撃を食らったモイネロは3回6失点で降板。「あれ(2点適時打)はめちゃくちゃデカかった」と胸を張った。
戦前まで10打数ノーヒット
モイネロとはこれまで通算10打数0安打。1四球を選んでいるものの、4三振を喫するなど、苦手にしている相手だった。
「正直、打ったことないんで、どうやって打ったらヒットになるかとか分かんない。とにかく流れに乗ったっていうのと、積極的にいって。それがいい方向に」と貴重な2点打を振り返った。