【プレーバック・写真入り】ルヴァン杯準々決勝・第1戦 横浜M6-1札幌(9月4日、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場)
前半の決定機決めきれず大量6失点
北海道コンサドーレ札幌は横浜F・マリノスと敵地でルヴァン杯準々決勝・第1戦を行い、1ー6の大敗を喫した。
手痛いゴールラッシュを浴びたが、前半は互いに決定機をつくる激しいゲームだった。3分、まずは札幌が仕掛ける。MF小林祐希(32)の放ったミドルシュートが右ポストに当たり、こぼれ球をFWアマドゥ・バカヨコ(28)が押し込んでゴールネットを揺らしたが、これはバカヨコのオフサイドを取られてしまう。
同7分にはFW菅大輝(25)のシュートがゴール右に僅かに外れ、22分にはバカヨコが右クロスからの決定機でミートできず、27分のバカヨコの相手GKとの1対1も決めきれなかった。
すると同30分、相手FW宮市亮に左サイドの突破からクロスを上げられ、対応したDF馬場晴也(22)がクリアしきれず中途半端になると、FW植中にボレーで先制ゴールを決められた。
その6分後も同様に宮市の左サイド突破を許し、札幌DFが引きつけられると、ペナルティーエリア中央のやや左にいた植中へパスされてコントロールシュートを決められてしまう。さらに失点直後にはキックオフからのポゼッションでMF荒野拓馬主将(31)が植中にボールを奪われると、焦ってペナルティーエリア手前で手を掛けて転倒させてしまい、一発レッド。10人での戦いを強いられてしまった。
後半は防戦一方となり、14分のオウンゴールから始まって4失点。札幌も何度かカウンターからゴールを狙ったが、相手GKの弾いたボールを押し込んだFW白井陽斗(24)の1点にとどまった。
第2戦はホームで、8日午後2時から行われる。
■ルヴァン杯プライムラウンドの大会方式と勝敗の決定
プレーオフラウンドを勝ち上がった札幌など5チームにACL2023/24ノックアウトステージに出場した川崎、横浜M、甲府の3チームを加えた計8チームによるトーナメント戦を実施する。
準々決勝、準決勝はホーム&アウェー方式で各2試合実施。それぞれ90分間の試合で勝敗を決し、同点の場合は引き分けとなる。2試合合計で勝利数が多いチームが勝ち上がるが、第2戦を終了した時点で勝利数が同じ場合は、次の順によって勝ち上がるチームを決定する。なおアウェーゴールルールは適用されない。
①2試合の得失点差
②第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦
③PK戦
決勝は11月2日に国立競技場で行われる。90分間の戦いを終えて同点の場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を実施し、それでも決着がつかない場合はPK戦で勝敗を決する。