ファイターズ
福島蓮 2軍で再スタート 未来のエース候補を救ったレジェンド左腕の激励メッセージ
■イースタン・リーグ17回戦 ヤクルト1ー3日本ハム(9月4日、鎌ケ谷スタジアム)
今季3度目の2軍戦登板 先発し3回を自責点0
日本ハムの福島蓮投手(21)が4日、2軍ヤクルト戦に先発し、3回63球を投げて1失点(自責0)だった。8月23日のソフトバンク戦では四回途中5失点を喫し、翌24日に1軍出場選手登録を抹消。プロ3年目の今年3月に支配下登録されたホープが、鎌ケ谷で再スタートを切った。
テーマは変化球 「課題を持ってやれた」
2軍降格後、初めてのマウンドは、雨で中止となった前日からスライド登板。明確なテーマを持って、打者と対峙(たいじ)していた。
「ただ抑えるだけではなく、課題を持ってやれたと思います。きょうは真っすぐじゃなくて、スライダー、カーブとか、いろんな球種でストライクを取る。真っすぐの割合がどうしても多くなっちゃうので、困ったら真っすぐじゃなくて、スライダー、カーブもいけるように」。武器のストレートだけでなく、変化球も交えてアウトを重ねた。
ファーム落ちした直後はどん底
すっきりした表情で語った福島だが、2週間前はどん底にいた。8月23日のソフトバンク戦では、5点リードを守り切れずKO。ひょうひょうとした雰囲気の右腕も「いや~ちょっとヘコみましたよ。さすがに。(普段は)見せないですけど。さすがに5点取ってもらって、5点はき出したのはやばいっすよ」と落ち込んだ。