■A Villa idol festival HOKKAIDO 2024（８月３１日、９月１日、安平町ときわ公園）

開催２回目　全国から３０組以上集結

　北海道発のアイドルグループ・タイトル未定の所属するTSUIMA Inc.が主催する「A Villa idol festival HOKKAIDO 2024」が行われた。２回目の開催となった今年は全国各地から３０組以上のアイドルが集結。大トリを務めるなど、ヘッドライナーとしての役割を全うした。冨樫優花がボーカル・mikanとして参加する音楽ユニット・otsumami feat.mikanも、観客の前で初めて演奏した。今回の「タイトル未定の日常」では冨樫、阿部葉菜、谷乃愛の２日間の様子をリポートする。

午後３時登場　「壊せ」でスタート

　１日目は午前中から不安定な天気だった安平だが、タイトル未定が登場した午後３時にはすっかりと雨も上がっていた。阿部の「盛り上げていくぞ、安平！」というMCから「壊せ」でスタートし、「薄明光線」や「黎明」「鼓動」などの全６曲を披露。野外フェスにぴったりなセットリストで会場を沸かせた。




■セットリスト
１　壊せ
２　夏のオレンジ
３　薄明光線
４　群青
５　黎明
６　鼓動

夕方にドリンクの売り子やりました～

　この日のライブは終了したが、夕方にドリンクの売り子を務めるなど、イベントの盛り上げ役として精力的に動き回った。

青空広がる２日目はタイトル未定から！

　青空の広がった２日目はタイトル未定から始まった。「A Villa idol festival HOKKAIDO 2024」のグッズＴシャツに身を包み、「花」で爽やかに開演。カバーしている安平町立早来学園の校歌など、４曲を歌唱した。





■セットリスト
１　花
２　主題歌
３　早来学園校歌
４　壊せ

シャッフルユニットでテンション上がるコラボ

　そして、TSUIMA所属のアイドルがシャッフルユニットとして登場。谷が限りなく白くチームで「白地図のコンパス」、阿部はiluxionチームで「セツナユートピア」、冨樫はBYBBiTチームで「効用比較の不可能性」をそれぞれ歌い踊った。最後は所属アイドルが全員登場し、BYBBiTの「ビビッと★Dance」。オーディエンスのテンションも一気に上がるコラボタイムとなった。

冨樫がボーカルのotsumami feat.mikan初ライブ

　１４時５０分からはタイトル未定にも楽曲提供をしている青葉紘季が中心のクリエイターユニット・otsumami feat.mikanがステージに上がった。観客の前での初ライブに、青葉も「気合が入っていて、声が乗っていた」と冨樫の務めるボーカル・mikanを称えた。「レモン水」や新曲の「ニゲナツ」、「3373」などの全７曲を、伸びやかな声で安平の風に乗せた。mikanは「緊張しました～」と振り返ったステージは、阿部と谷が絶賛する４０分間だった。

阿部、谷も絶賛　mikanの歌声

「めっちゃかっこよかったです。メンバーを１人の状態で俯瞰して見る機会って生誕ライブぐらいしかなかったので、めっちゃ新鮮だったし、尊敬が増しました」（阿部）

「初めてotsumamiとして活動しているmikanさんを見たんですけど、すごすぎて他人に感じちゃいました。よく４０分もあんな音源みたいな声をのアドレス歌っていたなと思いました」（谷）



■セットリスト
１　煌めく夜に
２　醒めない予感
３　レモン水
４　レモネードの夏（カバー）
５　ニゲナツ
６　3373
７　さよならメロディ

夕暮れどきはアコースティックタイム

　１８時２０分からはアコースティック演奏によるコラボステージ。阿部はPalette paradeの葵うた、BYBBiTの竹内りおんと、家入レオの「君がくれた夏」、谷はRingwanderungの佐藤倫子、きのホ。の小花衣こはると、aikoの「花火」、冨樫はCYNHNの広瀬みのりと、フジファブリックの「若者のすべて」を歌った。




　いよいよ、大トリ登場。２日間にわたる「A Villa idol festival HOKKAIDO 2024」のラストを飾るのはもちろんタイトル未定だ。アコースティック編成で、夏の終わりを彩った。「夏が来れば」から始まったライブは、３人で駆け抜けた夏を振り返るようなセットリストだった。「蜃気楼」や「溺れる」を歌い、最後は「青春群像」で締めくくった。「にたものどうし」では阿部が感極まる場面も見られ、ライブ終演後には谷も「北海道で（アイドルフェスが）できることがめちゃくちゃ嬉しくて…」と涙した。２日間走りきった３人は万雷の拍手に包まれながら、ステージを後にした。





■セットリスト
１　夏が来れば
２　蜃気楼
３　夏のオレンジ
４　溺れる
５　にたものどうし
６　群青
７　青春群像

冨樫優花「去年初めて開催したときは本当にここまでになるとは想像してなくて、今までこんなに大きなアイドルの野外フェスは北海道になかったので、それをできたのがすごく嬉しいですし、ありがたいです。みんな北海道を好きになって帰ってもらえたらいいなと思います」


阿部葉菜「とにかくずっと楽しくて、ずっと笑っていた気がします。去年は『来年もできたらいいね』とふんわりと言っていただけなんですけど、事務所の方々がすごく頑張ってくれて、素敵なフェスを開くことができました。１年頑張って良かったなと思ったし、来年ももっともっと大きくしてやりたいです」


谷　乃愛「個人的な感じになっちゃうんですけど、アイドルを８年間やっていて、その中で北海道でアイドルフェスをやることが夢だったんですけど、それを自分たちの事務所が主催で、こういう北海道の良さが詰まった安平町の大自然の中でできたのがすごく嬉しかったです」

【PHOTO】

１日目







２日目