■パ・リーグ２１回戦　オリックス２ー３日本ハム（９月６日、エスコンフィールド北海道）

　日本ハムの金村尚真投手（２４）が６日、オリックス戦に先発し、７回１失点と好投した。降板後に同点とされ、７勝目は逃したが、終始コーナーを丁寧に突く投球で、先発投手の役割を全うした。新人王を狙う２年目右腕の試合後の一問一答は以下の通り。

ー投球を振り返って
「きょうは全然、球が行かなかった。球速が出てなかったので、どうせ出ないならしっかりコントロールして、緩急を使ってピッチングしようとコーチにも言われていた。無理やり球速を出す必要はないと言われていたので、しっかりコースを突いて緩急をつけながら投げられたと思います」

ー丁寧さが中盤の粘りにつながった
「１点は取られたけど、ランナーを出しながらも低めに集めることができた。そのピッチングが普段からできれば、大量失点はしないと感じる。次回も丁寧な投球を心がけます」

ー登板を重ねながらも大崩れすることがない

「四球、四球で走者をためることが、あまりない。僕も意識しているし、チームでもゾーンに投げることを目標に掲げている。その意識が走者をためないことにつながっていると思います」

ー走者をためると、投げる球種が少なくなるか
「きょうは無死一、二塁があった。カウントを悪くしてストライクを取りにいったボールが長打になるのが一番ダメ。それなら強い球でファウルを取った方がいい。コースを狙いすぎず、しっかり腕を振ってカウントを取ることを意識しています」

ーマウンドを降りた後に建山コーチと長く話していた
「僕は満塁で結構、足を上げる。そこでヒットを打たれると、二塁走者まで帰ってきてしまう。時々、クイックも入れようという話をしました。（登板当日に長く話をすることは）あまりないこと。次の日には僕も映像を見たりして振り返るので、そこで話すことが多いですね」