【一問一答】伏見寅威 ベテラン健在の好リード&適時二塁打 でも打撃は「聞かないでほしい(笑)」
■パ・リーグ22回戦 オリックス1ー5日本ハム(9月7日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの伏見寅威捕手(34)が7日、エスコンフィールド北海道で行われたオリックス戦でスタメンマスクをかぶり、攻守にわたって勝利に貢献した。先発の加藤貴之投手(32)を献身的に支え、打撃では適時二塁打を含む2安打。シーズン終盤を迎え、経験豊富なベテランがチームをけん引している。試合後の一問一答は以下の通り。
―加藤貴が7回1失点。どう見ていたか
「いい加藤を知っているからですけど、制球が甘かったですし、序盤は球数が多くかかったなという印象です。何で球数が多くなったか、というと、いいところに投げきれなかったり、球のキレ(を出し切れていなかった)。でもその後、立て直したのはさすがです」
―修正できたポイントは
「まず、見ていて分かると思うんですけど、タイミングをうまく変えて。クイックとか使ったり。自分で同じテンポで投げても、球数がかかったり、うまくいかないと思ったら、間合いを変えることでバッターの打ち気をそらす。そういうところが良かったと思います」
―二回終わりに慎重になりすぎないようにと、声を掛けた。変化は感じたか
「序盤、球数が多くなったのは、お互い、慎重に入ったというのもあったんですけど、大胆にいくところはもっと大胆にいっていいよ、というところで、彼なりに解釈して。その後から間合いを変えたり、ちょっと余裕が出てきたのが、良かった要因かなと思います」
―打撃が好調
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「聞かないでほしい(笑)。すぐ落ちる(笑)」
―打撃でもチームに貢献している
「特に得点圏ですけど、自分が楽になる。点が入ると。自分のために、バッテリーのために、という思いで何とか点が欲しいなと。いつも人任せなんですけど、自分でも頑張ろうかなと」
―四回の二塁打は配球が読めていたか
「結構、必死でしたよ。ピッチャーもいい球ばかり投げるので。何とか前に飛んだらいいな、ぐらいの感じで。あわや(笑)」
―オリックスに対して打撃の相性がいい。知っていることで有利か
「多少、あると思います。でも、一緒にやっていないピッチャーばかりなので、なんとも言えないですけどね。オリックスが相手だと、何とか打ちたい、という思いは強いです」
―シーズン終盤は特に、伏見が持つ経験が重要になる
「まだまだチャンスがあると思います。周りのチームの勝敗がすごく気になるんですけど、こういうときは。でも敵は相手ではなくて、自分たち。相手ばかり気にして、自分たちがおろそかなプレーをしていたら乗っていけないので。敵は自分たちだと思って、常に自分のできることやる、ということが大事だと思います」
―ソフトバンクが負けて7ゲーム差に
「直接対決が4試合? もし全勝したら3ゲーム。残り3までいけば、どうなるか。オリックスのときにマジックが付かずに優勝した、ということもある。それは他力になるんですけど、自分たちが勝たないと意味がないので。頑張ります…あ、楽しいです(笑)」