ファイターズ
2024/09/07 20:15

加藤貴之が自己最多9勝目! よみがえる2016年の記憶「今のチーム状況は似ているなって…」

三回を無失点に抑え、グラブを叩く加藤貴=撮影・松本奈央

■パ・リーグ22回戦 オリックス1ー5日本ハム(9月7日、エスコンフィールド北海道)

 日本ハムの加藤貴之投手(32)が7日、オリックス戦に先発し、7回1失点の好投で自己最多の9勝目を挙げた。今季も順調に登板数を伸ばし、4年連続で規定投球回をクリア。頼れる男がシーズン終盤も、チームに安定感をもたらしている。

二回までに41球 苦しい立ち上がり

 苦しい序盤を乗り越え、リズムが生まれた。二回までに投じた球数は41球。テンポと制球力を生命線とする左腕にとって、本意ではない立ち上がりだった。

 オリックスとは今季3度対戦し、0勝2敗。分の悪い相手に対して余計な力みが生まれ、繊細なコントロールに狂いが生じた。ボール球が増え、後手に回るピッチングから救ってくれたのは、女房役の助言だった。

試合中、会話を交わす伏見(左)と加藤貴

 

「寅威さんの言葉でリラックス」

 「(伏見)寅威さんに『慎重になりすぎないことを意識しよう』と言ってもらって、その言葉でリラックスできました。ちょっと球数は多くなったけど、その後はしっかり修正できて七回までいけて良かった」

チームを背負う責任感「乗り遅れないように」

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