【一問一答】マルティネスが豪快3ラン F愛全開のお立ち台 ファンに伝えた残留希望
■パ・リーグ22回戦 オリックス1ー5日本ハム(9月7日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(28)が7日、エスコンフィールド北海道で行われたオリックス戦の五回に試合を決めるダメ押し3ランを放った。サヨナラの押し出し四球を選んだ6日に続き、2日連続のお立ち台。大勢のファンが見守る中、ファイターズ愛を伝え、来季の残留を強く願った。ヒーローインタビューと囲み取材の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―きのうは押し出しのサヨナラ四球。きょうは五回に3ラン
「(日本語で)ひげなし。きょうちょっとひげ」
―3ランの打席を振り返って
「(日本語で)あした朝、ひげ、そります。(以下通訳を介して)きょうは、ホームランに限らず、全ての打席で出塁できました。まずそれが一番うれしいです。ここ数日、いい当たりのホームランが出ないか、出ないかと思っていたんですけど、最終的にパーフェクトな当たりのホームランが出たので、本当に良かったです。また、エスコンでファンのみなさんの前で打ったことが何よりもうれしいです」
―3安打猛打賞。9月はマルティネスの季節に
「きのうは1スイングもしないでヒーローになったんですけど、きょうは素晴らしいスイングをしてヒーローになれて良かったです。まだ今シーズン、ゲームが残っているので、どんどん順位を上げて、みんなで上に行きましょう」
―貯金は最多15。残り試合に向けて
「ファイターズは素晴らしいチームです。これからも勝ち続けると思っていますし、僕自身も何年もプレーしたいと思える素晴らしい球団です。これからも応援、よろしくお願いします」
【囲み】
―ホームランは追い込まれてから狙って
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「そうですね。三塁にランナーがいたので最低限、仕事をしたい。打点を挙げられたらいいなと思ったんですけど、ああいう形でいい当たりになってよかったです。ただ別の打席でもホームランはぶっちゃけ、狙っていました」
―きょうはひげをそり忘れたのか
「きのうはナイトゲームで、きょうは朝が早かったので、時間がなく、サボってしまいました。あしたはちゃんとそります。自分はどっちかというと面倒くさがりやなので、毎日そらないといけないとなると心配なんですけど、なるべく頑張りたいです」
―なぜひげをそることにしたのか
「福岡のホテルだったんですけど、照明の当たりが悪くて自分でそっていたら、ミスってしまいました。ミスってしまったのでいくしかないと、全部そりました」
―SNSなどで評判が良い
「若く見えるというのもそうだし、フレッシュに見えるのかなって、自覚はあります」
―日本でひげをそるのは気合を入れるとき
「僕はずっと甲子園を見ていたので、気合を入れるときは丸刈りにすると思っていたんですけど、そういう習慣があるのではあれば、気合が入って結果が出たのでよかったです」
―8月はレイエスが好成績を残した。刺激し合う仲か
「刺激し合いというか。あくまでワンチームに所属しているので、ときには背中を押し合って、時には刺激し合って。片方の調子が悪いときは、もう片方がバックアップしてお互いさま。その関係性がいいのかなと思っています」
―お立ち台でファイターズでプレーしたいと、思いを伝えた
「最近、ファンの方からあらゆる形で心配の声が自分に届くので。メッセージが直接届いたり、SNSで見たり。ファイターズがどういう決断をするか分からないけれど、個人的には、残れる限りは残りたいと思っている。ファンの心配がちょっとでも晴れれば、と思って言いました。ファイターズは言うまでもなく本当に強くなっているし、たくましいチームに成長している。これから何年にもわたって、上位争いし、その名を残すチームになると思うので、自分もそういうチームの一員でありたいと強く思います。以前、ソフトバンクに所属していたグラシアルは、自分と同じキューバのマタンサスという地の出身で。彼がソフトバンクに5年ほど所属して貢献し続けた。その記録を自分が更新して長い間、貢献し続けたいと思っています」