《SHINJOの信条》これも経験の一つ。打ったバッターは、それはもう全力疾走しますよ
■パ・リーグ23回戦 オリックス5ー4日本ハム(9月8日、エスコンフィールド北海道)
―(試合後自ら)
「くぅ~、追いついたけどね。ああいう粘りは今年ずっとあるので、何かそのまま一気に行けそうな雰囲気があったんですけど。先頭の四球とか、大事な場面の四球。ああいうところが点につながるんでね」
―同点打の清宮が走塁死
「あれはバッターがヒットを打って、やったー!っていう気持ちで次の塁、次の塁と狙う気持ちが分かる。1点入ったら終わりなので、あそこは代田コーチが早めに『ストップ、ストップ、ストップ!』っていう声掛けはしないといけなかったですね」
―本人は声に気付かず走ったか
「もちろん、もちろん。あそこはもうバーって行きますよ。ああいうケースで、ああいう走塁になって、ああいうボールが来るっていうことはなかなかないこと。これも経験の一つ。コーチがしっかりと、ね。打ったバッターは、それはもう全力疾走しますよ」
【一問一答:清宮幸太郎が同点打含む猛打賞も走塁死を猛省「僕が悪いっす」】
―試合中にずっとボールを握っていた
「この間の?」
―福岡で逆転したときの
「そうそう」
―(手元のボールを)投げると安打を打つのか
「四球なんですよ。ずっとやってたら同点に追いつくっていうね(笑)。途中で握り損なって、点入らなかった」
―幸運球と書かれていた
「見ました?」
―監督が書いたのか
「自分で書いた。点が入るんですよね~(笑)」
―点が欲しいときに使うのか
「ずっと持ってました。(点が欲しいときに)出す。あまり関係ないですけど(笑)。験担ぐタイプじゃないので」
―ソフトバンク戦では6点取った
「同点になったから。おい、おい、おいと思って」
―福岡では背中のツボを押すために
「そうそう。椅子と体でボールを挟んで、グリグリグリってやっていた。それでランナーが出始めて、ボール持って上げてみたら、点が入り出して逆転した。ネタになる、これ(笑)?」
―水谷が適時打で仕事を果たした
「ああいう場面で集中力を持っている。インコースの詰まり気味のヒット多いですよね。まあでも宮城くんはテンポがいいし、四球出さないし、コースをきっちり投げる。ああいういいピッチャーの場合は追い込まれても、遅いボールか速いボールのどっちかに張って、一発で仕留めるぐらいの気持ちで打席に立たないと。どうしても真っすぐ待ちで、あの変化球は前に出されてしまうから。バットの芯に当てさせてくれないんですよ。はっきり決めて、100%どっちかっていうところ。ランナーが出ても、けん制来そうでしょ?」
【一問一答:水谷瞬が九回に反撃の2点打「得点圏で打てる選手になっていかないと」】
ーけん制もうまい
「で、真っすぐの腕の振りより、変化球の腕の振りの方が速い感じ。多分、打席に入ってもそう(感じる)。それがいいピッチャーの腕の振り。まあ、後ろの方で代打で控えてくれている選手も厚みがあるし、しっかり四球とかヒットを打ったりしてくれているので、頼もしいです」
―柳川が制球に苦しんだ
「同点の場面に弱いのかな? 点数が入っている方が開き直れるのか。ノーアウト満塁で池田くんが行って、ツーアウトまでは行くんですよね、これが不思議と。あそこに斎藤(友)くん、おったらね(笑)。もう投げちゃってた。サイコウくんが。もう一回行ってくれ~、みたいな。ハハハ。あそこはもう(抑えたら)YポーズでOK。連勝は止まりましたけど、2勝1敗。今の状態なら最低限の勝ちは取れたかな」
―柳川の起用法は考えるか
「いや。本人と話をして、表情を見ながら。もう一回は同じところかな」