《SHINJOの信条》相手へのリスペクト。そういうチームになったこと、ジ~ンとしました
【山崎福也 新庄監督の助言でチェンジアップ改良 復帰登板へ充実の再調整】
■パ・リーグ21回戦 西武0ー1日本ハム(9月10日、エスコンフィールド北海道)
ー(試合後、自ら口を開き)
「きょうは(伊藤に)どうしても12勝目を付けたかったので、十二回まで行かせるつもりで。150球でも。そういう気持ちでした」
ー九回表を終えてベンチ前で話していた
「握力だけ、ちょっと心配だった。でも『握力がちょっと…』とは言わないでしょ(笑)。十二回まで行ってもらうつもりで」
ー本人はニヤりとしていた
「僕の気持ちが伝わったんじゃないですか。もう目と目で会話ができるので」
【一問一答:伊藤大海 今季3度目の完封でリーグトップ12勝目 「支配的な投球ができた」】
ー初回から球が走っていた
「九回で151キロ。初回と変わらないスピードで投げるコツを本人は分かっている。力感のない投球をしてくれて(相手は)なかなか打てないですよ」
ーピンチではギアを上げた
「そうね。マウンドさばきというか、落ち着きを安心して見ていられた。初回がでかかったですね。源田くんの三塁打の後、あの0点は大きかったですね」
【一問一答:伏見寅威 冷静リードで伊藤の完封をアシスト】
ーバント処理も上手だった
「フライね! 彼ぐらいのレベルになれば、ああいう余裕もある。うちのバント(二回と五回)は決めてほしかったですね。まあ、あれがあったから、このサヨナラにつながったとプラスに捉えて」
ーサヨナラ打の水野が危うく一塁でアウトになるところだった
「ね~(笑)。けっこう彼はあるからね。ホームランを確信して二塁打とかね。気持ちは分かりますけどね。(打球が)抜けていった時点で」
【水野達稀がサヨナラ打! パパとしての劇打に「責任感は強くなりました」】
ーレイエスの代走はけがか
「けがじゃないんじゃないかな? レイエス本人もこの状況で『僕がランナーより、五十幡くんがランナーの方がいいよ』っていう感じを受けました」
ーレイエスからの要求だった
「そうそう」
ーアクシデントではない
「俺もそっちかなと思ったけど、そうでもなさそう。ただ気持ちはうれしいけど、今後はボスの指示に従ってもらって。もう1回(打席がある)。良い投手が続くので点数が入りづらいから。その後の投手でまだ回ってくるから」
ーベンチへ戻ってから自分の意見を言ってたのか
「そう。でもね、そういう気持ちもうれしい」
【一問一答:レイエス 8月度月間MVP 次はホームラン20本「ファンと約束したこと」】
ー五十幡は急きょ出場
「その前から用意はさせてます。六回ぐらいから、いつも準備させてるから。すぐ出られるように。浅間くんの状態は、ちょっと良くない。今回は、足がちょっと腫れぼったいかなってところで」
ー前のカードから
「きょうの朝来て、ちょっと腫れぼったいっていう。いろいろあるんですよ。みんなには分からない内部事情が。急に痛めるとか、寝違いもあるだろうし」
ーどの部分
「足首。でも代打はあるよって伝えてあります」
ーきょうも幸運球が効いた
「もうそろそろグッズ販売されるかな? 不思議ですよね」
ーいつ投げるか気になった
「入るわ~、点数。いつか途切れるけどね(笑)。途切れても確率の問題だから。きょう、うれしかったのは伊藤くんが(西武の)野村くんの時に、ハッピーバースデーの音楽が流れて、プレート外して終わるまで待っていた。ファンサービスというか、相手へのリスペクトを持ってやれている。そういうチームになったこと、ジ~ンとしました」
ー伊藤がハーラー単独トップ。タイトルを獲ってほしい
「そっち方面は考えてないです。伊藤くんも考えてない。チームが勝ってファンに喜んでもらう戦いをして、なんとかここ(本拠地)で(クライマックスシリーズを)やりたい気持ちしかない。調子悪い選手もみんな勝ちたいという気持ちしかない。本当に一つになって戦ってます」
ー験を担がないタイプと話していたが
「スタートしましたね(笑)。担いではいないけど、続いてるなら…。選手に力が付いてるから、頼らなくても大丈夫です」
ー心境が変わったかと
「そんなことないです。じゃあ、あしたは持たないです(笑)。持たない、持たない」
ー月間MVPのレイエスに言葉はかけたか
「いや。月間MVPクラスじゃないでしょ。月間MVPってそんなにうれしいかな? もっと高いレベルのタイトルを獲れる選手だから」