ファイターズ
2024/09/10 23:35

《荒木大輔のズバリ解投》新庄監督にお願いしたい。相手投手は相当、嫌だろう

■パ・リーグ21回戦 西武0-1日本ハム(9月10日、エスコンフィールド北海道)

文句なしだった伊藤の状態 精度が高かった全てのボール

 今回の伊藤は完璧だった。全てのボールが文句なし。ストレートは力強く、スライダー、ツーシーム、スプリット。どれもカウント球にもでき、勝負球としても使える精度だった。となれば、女房役を務めた伏見もリードしやすかったはずだ。何か、頼りにするボールを選ぶ必要がないのだから。

気持ちのムラも皆無 一発に泣かなかった

 伊藤には確かな成長も見られた。調子がいい時ほど、一発に泣く。長いプロ野球の歴史。そういったシーンは何度も繰り返されてきた。伊藤自身もこれまで、一つのきっかけでリズムを崩すといったことが少なくなかった。それが皆無だった。二回、味方がバントを失敗し、得点機を逃した。その直後の三回、2本のヒットで1死一、二塁のピンチを迎えたが、後続を連続三振で抑えた。気持ちのムラは一切なく、調子の良さから強引に勝負にいく姿も見られなかった。

好調を維持している清宮 反応で打つタイプからの脱却

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