同学年は馬が合うのか―。試合前、生田目を取材していると、好きな食べ物の話題になり「少し前、妻が北海道に来ていたんですけど、（斎藤）友貴哉も一緒にラーメンを食べに行きました。家族ぐるみでご飯に行ったりしています」と交友関係についても教えてくれた。

　２人とも１９９５年生まれの２９歳。社会人出身でプロ６年目という共通点もある。今はリリーフを任されていて、一緒に過ごす時間が長い。仲良しなんですね―と振ったところ、生田目は「仲良くはないです、全然」と一度は否定しつつ「（フィーリングが）合わないかと言われれば、合うと思います」と照れくさそうに認めた。

　ただ、距離が近いからこそ、気になるポイントもあるという。「問題は大人数でいる時。たまに、こっちがマジメな話をしているのに、ボケをかましてくることがあるんですよ。それがクソ腹立つ（笑）」と指摘。続けて「めちゃくちゃ天然です。２人だとちゃんと会話になりますし、居心地は悪くないんですけど…」と苦笑いを浮かべた。

　自ら招いたピンチをしのいだ後、派手にガッツポーズをして、首脳陣やチームメートからイジられている斎藤。プライベートでも、憎めない不思議な一面を持っているようだった。